一番 |
これの田中の三反田に 燕が 巣をかけて 今年 この稲は 今年 この稲は 七花八升づき 八花九升 八花九升 |
六番 |
山の谷に植るとて 畦に褌を落て がにんどうが 拾わんか がにんどうが 拾わんか がにんどうが拾えば 足と抜けよう 手も抜けよう 甲がめげて目がむきよう 甲がめげて 目がむきよう |
七番 |
此の大猿めを 尾の毛で つないで 猿は気張る やあんれ 猿は気張る やあんれ 猿は気張る気張るけど 今日の大猿めえは 今日の大猿めえは |
十二番 |
晩になりや 足洗い小川 始終 流れ河 始終 流れ河 逢うてなりとも もの言え 始終 流れ河 始終 流れがわ |