菖蒲田植(天満神社)


5月5日に天満神社で菖蒲田植が10:30に行われます。(京都府京丹後市:5月の歳時記)
御田祭は五穀豊穣、秋の収穫を祈っておこなわれます。
天満神社の菖蒲田植は、400年前から続く祭事らしいです。京都府無形文化財
斎場では太鼓の音に合わせ菖蒲の葉を空に放り上げます。
五穀豊穣や豊作祈願、子どもの成長を願っておこなわれます。
放り上げる時に、「しょんぼり、しょんぼり、たぁうえ」と言います。
説には、雨乞いの意味もあるそうです。


神事が本殿で、お子さん達も整列。本殿前の斎場には菖蒲の葉が。


神事が終わると斎場で菖蒲を稲に見立てて田植が。
その時、別の堂で菖蒲田植の歌を歌い子供たちが運んだ青竹の竿を叩きます。


歌は、苗取り歌から始まります。
此の稲は 何所の苗
巴が 里なる 高い田の苗

田植歌は十二番あります。前半2つ。後半2つ。のみ載せておきます。
一番
これの田中の三反田に 燕が 巣をかけて
今年 この稲は 今年 この稲は
七花八升づき 八花九升 八花九升
六番
山の谷に植るとて 畦に褌を落て
がにんどうが 拾わんか がにんどうが 拾わんか
がにんどうが拾えば 足と抜けよう 手も抜けよう
甲がめげて目がむきよう 甲がめげて 目がむきよう
七番
此の大猿めを 尾の毛で つないで
猿は気張る やあんれ 猿は気張る やあんれ
猿は気張る気張るけど 今日の大猿めえは 今日の大猿めえは
十二番
晩になりや 足洗い小川
始終 流れ河 始終 流れ河
逢うてなりとも もの言え
始終 流れ河 始終 流れがわ

歌は3回を6回繰り返し、休憩。そして3回を6回で終了します。


菖蒲を放り上げるのは男のお子さん達です。
女のお子さんは散らばった菖蒲の葉を集めます。


この祭事はお子さんが中心の祭事ですが、
市野々は50軒ほどの集落、にはお子さんが少なく、
この時期に子どもを連れて戻って来ておこなわれている感じです。
祭事が終わるとお子さん達はお菓子をいただきます。
祭事の後、お昼頃にはビンゴ大会など集落でのイベントに変わります。

〜天満神社の行き方〜
KTR「久美浜駅」下車、タクシー20分。
※タクシー利用で、久美浜区域は一律500円で行けます。


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