御田植祭(押熊八幡神社)


1月11日に押熊八幡神社で御田植祭が10:00に行われます。(奈良県奈良市:1月の歳時記)
御田祭は、一般的に穀物に感謝しつつ五穀豊穣を祈念する祭事です。
神事が本殿で関係者さんが出席されて行われます。


神事が終わると所作がある舞台作りなどの準備が…準備が整うと御田式の所作が始まります。
=御田式の流れです=
一、苗代の準備 二、畦はつり 三、水入れ 四、苗床を耕す 五、水止め
六、畦こね 七、畦ぬり 八、苗床ねり 九、種蒔き 十、ゴク配り

田に穴が開いてるわ〜って言ってよろけたり、あぁ、腰が痛いと休んだり…
ギャラリー(おばさん)とのやりとりも…突然、牛が暴れたり所作よりも会話が面白い。
畦ぬり、俺へたやもん。真っ直ぐよう塗らんわと…
途中で、このクワが明治22年2月と書いてあるとかアドリブが多い。
  

種蒔きの場面では、みなさんに協力を求めます。
「撒こうよ撒こうよ」と言って種蒔きを藁の上に蒔きます。すると、皆さんが「福の種、撒こうよ」と言う。
そうすると今年、良いことがあると…4回ほど繰り返しました。
そして稲を最後に立て、今年は豊作で良い米、取れるようにと願う。
去年は何か暑すぎて高温障害で1トン米や。2トンあらしませんでしたな。
最後に、ゴク配り。四角の小さな餅を配ります。
最初は3つの当家に。そして見物人にも配られます。なくなり次第終了。
  

御田式の所作が終われば、弓式が11:30頃にあります。当家・表当家・外当家の3家が弓式を行います。
1矢目:前方に置かれた鬼の的に当てます。2矢目:少し遠くに放ちます。3矢目:各自が持って帰ります。
1矢目で厄を祓い。2矢目で今年の運勢。3矢目は神前に飾りご利益を。
   

なお、放たれた矢や的は欲しい方はいただけます。
そして御神酒をいただき御田式に使われた藁の苗とお餅をいただきます。
※四角い小さいのは、ゴク配りの時の餅です。


〜押熊八幡神社の行き方〜
近鉄「西大寺駅」下車、奈良交通バス「押熊」下車、徒歩5分。

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