御田舞(丹生都比売神社)


1月第3日曜日に丹生都比売神社で御田舞が14:00に行われます。(和歌山県かつらぎ町:1月の歳時記)
御田舞は、秋の収穫・五穀豊穣を祈願して行われます。最初に神事が行われます。
神事が終わると田植えから収穫までを田主と牛飼いがユーモラスを交えながら所作を。
翁面を付けて口上が。事始めなので縁起がいいので田を始めようみたいな台詞が…
狂言風に進められます。
祭壇に所作の道具を置き、祭壇を祓い左右に塩をまき祭文が読まれます。


続いて田作りが。田主と牛飼いが。
田主「ヨイショ」 牛飼い「コラショ」 田主「ヨイショ」 牛飼い「ドッコイショ」と繰り返し…
翁面を付けた田主と牛飼いが着座をして牛を手招き。
牛(一石)が出てきて、頭をヒモでくくり手綱にします。
世の中が良ければ世の中が良ければ。世の中が良ければ牛の参りし候。牛がモォ〜ウ。


次は早乙女を呼ぶ。3人の早乙女が着座すると牛飼いと田主らが早乙女を見ての感想を。
それぞれ3名の早乙女を見て…牛飼いが悪口を。田主が褒める。※2名の感想だけ載せておきます。
牛飼い「額はめでたい、目はすっぽ」 田主「イヤイヤ、額はふじなり目は細め」
牛飼い「眉はホウキで口はワニ口」 田主「眉は三日月、歯は水晶」


一両万倍?と言いながら籾まきを。そして鳥追いを。


次は田づ女を。
田づ女は食事を持って田主、牛飼い、早乙女の順に接待していきます。


この他、見物されている一般の人にも4名ほど接待を。


早乙女おんだ。


祭壇前で田主が御田の神に報告。四方の神社や周辺の神々に供えた苗を…


礼の坊が酒を持って登場。
礼の坊が田主に酒を。
牛飼いが、世の中、良ければ肴がなくとも、ようまいれ、ようまいれ。とバンザイを。
礼の坊が牛飼いに酒を。
礼の坊が、世の中、良ければ肴がなくとも、ようまいれ、ようまいれ。とバンザイを。
早乙女にも…再び、田主に酒を注ぎ、謡で宴を。


稲刈りの所作を田主と牛飼いが。


最後に神職さんと共に拝礼して祭事が終了します。
福の種や天野宮宝印・厄除守護札が販売されていて、祭事が終わると福引の抽選が…
早乙女さんの記念撮影も。


この日は、JR・南海「橋本駅」JR「妙寺駅」から無料送迎バスもあります。

〜丹生都比売神社の行き方〜
JR「笠田駅」下車、コミュニティバス「丹生都比売神社」下車。

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