野中の獅子舞(継桜王子社)

11月3日、継桜王子社で「野中の獅子舞」が14:00から行われます。(和歌山県田辺市)
野中の獅子舞の始まりは、
南北朝時代に近露の野長瀬一族が大塔宮護良親王の出陣の時に舞った舞です。
和歌山県無形民俗文化財に指定されています。
秋は2日の夜と3日に行われています。※1月2日と3日にもあります。
−3日は、近露王子、近野神社、継桜王子の3箇所であります。
近露王子、近野神社、継桜王子と獅子舞の演目を奉納していきます。
演目は、近露王子(乱獅子・花かがり・剣の舞)
近野神社と継桜王子(乱獅子・花かがり・うかれ獅子・剣の舞)
神社までの間は、道中神楽を。各神社では、神事の後に幣の舞を。野中の獅子舞は全6曲あります。
近露王子/9:30〜、近野神社/11:00〜、継桜王子(一方杉)/14:00〜、野中の獅子舞:14:00(継桜王子(一方杉)


継桜王子は山の中腹に。神事の前に太鼓が叩かれ多くの人が…


神事があり、その後に幣の舞です。


野中の獅子舞は6演目あります。(1)(2)は道中と祭壇前で踊られる舞です。(3)からが祭場です。
(1)道中神楽。宿から宮への行き帰りやジゲ回りの際の道すがらの舞曲である。
(2)幣の舞。御神楽としての舞で、獅子が手に鈴と御幣を持ち、静かに回りお祓いをする。
(3)乱獅子。勇壮活発に乱舞する。
(4)花かがり。獅子がボタンの花を見つけて、それを食ったり寝たりの動作をする。
(5)うかれ獅子。獅子が寝ようとするが、天狗とお多福がしきりにたわむれる。
(6)剣の舞。落ちている刀を苦心してくわえ、それを振りまわして悪魔ばらいをする。

神事が終わると祭場を変え奉納を。(3)〜(6)まで。



最後は餅まきで終わります。

2017年におこなわれた「野中の獅子舞」の様子です。

〜継桜王子社〜
JR「紀伊田辺駅」下車、バス「野中一方杉」下車、徒歩20分。


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