分別町の唐人踊り(津市内)

10月上旬の日曜日に津まつりのパレード中で分別町の唐人踊りが行われます。(三重県津市)

分別町の唐人踊りは、無形民俗文化財に指定されていて、津まつりでしか見られません。
寛永13年の津八幡宮の祭礼に踊られたのが始まりと言われています。


唐人踊りは、江戸時代の使節団「朝鮮通信使」を真似たものだと言われています。
現在の行列の構成は、町印1・大旗1・清道旗1・ラッパ2・踊り1・笛2・鉦2・大太鼓1小太鼓2・
令旗1・大将1・傘持ち1・中官2・ささら4・清道旗1・大旗1の24名です。
踊り子が付ける面も喜怒哀楽を表現しています。行列の役所、24名がそれぞれ面があり、全部、違います。
  

踊りは、雅楽の越天楽から「道ばやし」という曲で…この踊りが奇妙な動きをするのです。

【 しゃご馬 】
しゃご馬は、行列の前に行く獅子舞みたいな役割。
こちらも津八幡宮の祭礼に始められたもので、神輿の前後で駆け回って魔除けをしていましたが、
明治頃から、独立したものになりました。現在は、津でしか見られない行事です。
寄付などがあったところに、しゃご馬が…囃子や太鼓の合図で店に突撃。その後、店の前で、しゃご馬の踊りが。
  

2012年におこなわれた「分別町の唐人踊り」の様子です。

〜お城公園周辺〜
近鉄「津新町駅」下車、徒歩15分。


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