五身懸祭(川添神社)

2月19日近い日曜日、川添神社で「五身懸祭」が12:30頃に行われます。(三重県大台町)

※地区の当番の場所により出発する時間が変わります。近い場合は13:00スタートです。
五身懸(ごみかけ)祭は、五穀豊穣・豊作祈願・子孫繁栄・家内安全など諸々を祈願します。
五身懸祭は奇祭と言われています。
栃原区と新田区の今年の当番から行列が出発します。この行列がユニークなのです。


行列は、団子や魚、酒を持って移動します。
先頭の方には出発前から酒を飲まされ、ある程度できあがった状態です。
行列の先頭の方が「まだらーく、まんざーい」と大きな声で唱和します。
行列の後ろの方は、扇子などを上げ「まんざーい」と唱和します。


途中、神社付近で栃原区と新田区が合流し神社に。


各区から藁に刺した団子、ホデと言うそうです。
団子と大根がくっついています。365本あるそうです。今年は366本。


休憩後、参道を静かに移動し祓い所の後、本殿で神事が。


神事が行われ途中で小学生の巫女さんが扇や鈴、豊栄の舞を。


神前のお神酒を矢を射る2名の方に飲ませ、弓射神事が。
30メートル前方の的に、各2本づつで射ます。
本来は、2本づつで当たるのですがはずれたので、お神酒を飲み再度、2本づつ。
命中すれば豊作らしいのですが。


続いて、ホデがみなさんに配られます。
その時に、まだらーく、まんざーいと唱和した後に各自が榊を柵に叩き付けます。


そして苗松神事ですが、
黒松のまわりを神職さんらが「まだらーく、まんざーい」と言いながらまわります。


苗松神事では、黒松の穂先にくくり付けられている苗松を奪いあいます。
奪った人は、無病息災だそうです。
あらかじめ倒される場所が決まっているらしいです。


最後は餅まきで終了です。祭事が終わるのが16:00頃です。


2016年におこなわれた「五身懸祭」の様子です。

〜川添神社〜
JR「栃原駅」下車。


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