注連切り神事(安乗神社)

1月上旬に安乗神社で注連切り神事が14:00に行われます。(三重県志摩市)

注連切り神事は、無病息災、家内安全や海の安全、五穀豊穣を祈願して行われます。


本殿前で参列者の祓いと祭文が。


続いて拝殿内で神事が。神事の途中で天狗さんが拝殿の中の参列者の頭を扇子で叩きます。
天狗さんは2人いて、拝殿内の人達を叩き終えると、もう一人の天狗さんが境内の人の頭を叩きにいきます。
天狗さんに扇子で叩かれると無病息災に良いとされています。


拝殿に天狗が戻ると続いて獅子舞です。拝殿内で一指し舞いがあります。かけ声は、いよ〜、いよ〜、おぉ。
今年、注連縄を切る2人が獅子舞の左右に付き添い境内に出て斎場に。
最初に、いよ〜ぉ。の掛け声で一舞。
2周目は、獅子舞の前には木箱が。これは賽銭入れ、祝儀をです。周回すると獅子舞が拝殿に戻ります。


神事が終わると斎場で注連縄切りです。
注連縄を大蛇に見立てて、大蛇を退治する故事によるものです。加用と呼ばれる若者が刀で切ります。


注連縄切りは2度あり、それぞれに注連縄、大蛇を退治します。


1人目は35回。2人目は41回でした。偶数で切ってはいけないらしい。
切った注連縄は、みなさんが家に持ち帰り神棚や玄関先にお供えするらしい。
祭事の途中に紅白の小さな餅が配られます。
この餅を食べると御利益や頭が良くなると言われています。

最後に全員で社にお参りして終了します。


2016年におこなわれた「注連切り神事」の様子です。

〜安乗神社〜
三重交通バス「安乗」下車。


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