滝宮念仏踊り(滝宮天満宮)

8月25日、滝宮天満宮で「滝宮念仏踊り」が行われます。(香川県綾川町)

菅原道真公が讃岐の国司を務められていた仁和4年、雨が全く降らず大飢饉になっておりました。
麦も枯れ、田植も出来ぬ有様で国民の困窮は記語に絶するものがあったと伝えられています。
菅公はこの人民の苦しみを救うため、自ら身命を賭して城山に登り断食七日七夜、一身を神の捧げて
祈雨の願文を奏して人民の困苦を救済することを祈り給いました。
すると菅公の祈りが通じて待望の雨が三日三晩降り続きました。
慈雨に喜ぶ国民は老若男女を問わず、国司の邸に郡集し歓喜の余り踊り舞いつつ、菅公に感謝を表しました。
滝宮神社(8:30)と滝宮天満宮(13:30)で踊られます。


2018年は5年に1度の11組総踊りの年です。
滝宮神社(8:00)と滝宮天満宮(13:20)で踊られます。
神社での踊りが終わると昼食や休憩を挟み天満宮に練り込みます。
神社から天満宮までは隣なんですが、神社前から道路を進み天満宮の鳥居から境内に。
先導は西分八番組が勤めます。儀式を済ませ道中を清め奴が続きます。
幟や槍・稚児が続き踊り手が続きホラ貝などの囃子が続き、11組の鉦が。



天満宮の参道で祓い清めを。


参道でも儀式がおこなわれ、奴組が整列、幟が進み本殿に。


槍が演舞を。


この後、西分八番組さんらが本殿内で神事を。神事が終わると念仏踊りが。
11組が順々に踊るのではなく、2〜3組合同です。
構成はホラ貝、鉦、笛、太鼓2名と踊り手3名です。
ホラ貝や左右には鉦が並びます。


踊り手や囃子方(鉦・笛・太鼓)が前方に出てきます。)
囃子方は、前方で待機、踊り手が参道を前後します。
アー、ナムダミドーヤー、ナムダミドーヤー、踊り手は、大団扇を持っており紋と言うか絵柄が違います。


斎場の前方左右には武者姿の2名が見守ります。


団扇には、願成就と南無阿弥陀仏が書かれていました。
神社で念仏踊り、南無阿弥陀仏…神仏合同の名残か…


念仏踊りが終わると、本殿を3周します。


門の上方には念仏踊りの絵があります。


2018年におこなわれた「滝宮念仏踊り」の様子です。

〜滝宮天満宮〜
琴電「滝宮駅」下車、徒歩3分。


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