てんてこ祭(八幡社)

1月3日、八幡社で「てんてこ祭」が13:00より行われます。(愛知県西尾市)

てんてこ祭は清和天皇の大嘗祭に由来すると言われています。
元は、伊勢大神宮の献上米としてお田植神事として行われていましたが、
地元の豊年祭として毎年おこなわれるようになり、厄男が太鼓を叩く音色から「てんてこ祭」と呼ばれるように。
この行事は、奇祭として知られ愛知県の無形文化財に指定されています。
何が奇祭かと言えば、厄男さん3名が腰に付けている大根です。これが男根を象徴しているのです。
この行事、厄除けの他に豊作祈願や子孫繁栄の要素も加わっています。
大根は地元の畑でとれた宮重大根です。


集合場所は熱池公民館です。ここで着替えなど、大根の取り付けも行われます。
行列は県道付近から先頭は左右に塩をまき道中を清めます。
神職・社守・町内会長・社寺2名・そして厄男6名。厄男は赤装束で先頭は太鼓、飯びつ、茶樽、竹ほうき3名です。
前の3名が大根の男根を付けている人。太鼓のリズムで腰を前後に振ります。


行列は、八幡社に向かいます。鳥居前で祭事があり、鳥居と本殿間を3周します。


3周すると竹ぼうきを持った3名が境内に置かれている灰を振りまきます。
この灰をかぶると厄除けになると言われています。


神殿内に行列が入ると神事です。
てんてこ祭は御田植の流れを汲んでおり、祭事中に苗に見立てた松を投げ入れます。


神事は祝詞や神降ろしの太鼓、千秋万歳楽、田植謡とあります。


神殿前には大根の男根となますと生魚が。室内には大根ではなく木彫りの…


最後は餅まきで終わりです。餅まきは当たり付きです。

大根の男根は祭事が終わるといただけそうです。限定4つです。

2015年におこなわれた「てんてこ祭」の様子です。

〜八幡社〜
名鉄「福地駅」下車。


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