八ヶ崎神事(ビワコマイアミ浜)


12月の第1土曜日にビワコマイアミ浜で、八ヶ崎神事が10:00に行われます。(滋賀県野洲市:12月の歳時記)
八ヶ崎神事は、宮司が湖中に入って御神体を清め、神を迎える神事です。
白蛇の姿をした兵主神が大亀の背に乗って琵琶湖を渡り、
鹿の群れに守護され、
現在の社地にたどり着いたという伝説にちなむものです。


祭事、神事が始まるに、
琵琶湖から船がこの船には唐櫃と共に宮司さんが乗ってこられます。
途中で手こぎに変わり砂浜に上陸します。


砂浜に祭壇をつくり、そこで祭事が。祓いで琵琶湖に御神酒を、そして祝詞です。


本来この後、玉串でメインですが、
今年度は、文化庁が認定する日本遺産に
「祈りと暮らしの水資産」の構成文化財として登録されました。
それを記念して、兵主太鼓の奉納演舞と女人神楽の奉納がありました。
これらは本来の祭事にはありませんので特別です。

「兵主太鼓」兵主太鼓保存会
兵主太鼓保存会は、
遠く中世の時代から今日まで営々と受け継がれてきた兵主大社例大祭の先駆けとして
五穀豊穣を祈り、打ち出された兵主太鼓を後世に正しく伝承し、
地域の発展と文化の振興に寄与すること目的に設立されました。


「女人の舞楽」原笙会
狛桙(高麗楽・壱越調)この舞は朝鮮半島系の楽舞を源流とする右方に属し、
高麗から使節が日本の港へ入港するときに、棹を手にとり、
肩にかけて舞った姿を写したといわれます。
別名「棹持舞」とも呼ばれ、平安時代、神泉苑や大堰川などで御遊のとき、
竜頭鷁首の船頭で童が蛮絵装束を着け、棹を持って舞ったということが記録されています。


玉串が終わると琵琶湖に入水です。
再度、清めます。


本来は2度入水ですが、今回は3度入水されました。
1度目は、五穀豊穣。琵琶湖に恵みの意味合いか野菜を流した。かぶらに見えた。


2度目は玉串を持って入水。玉串も流し、祭文を唱える。


3度目は御神体を持って入水。
このぐらいの距離はあるんですよ。
4度ほど首下まで湖水に入られていた。御神体は胸の前に。


砂浜ではホットコーヒーが無料接待。
そして先着200名に兵主大社のお札やお守りがいただけた。


今回、予定では1時間30分ほどの予定でしたが、1時間で終了。
本来の八ヶ崎神事は30分ほどで終わるそうです。

2020年におこなわれた「八ヶ崎神事」の様子です。

〜ビワコマイアミ浜の行き方〜
JR「守山駅」下車、近江鉄道バス「あやめ浜」下車、徒歩15分。

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