まいどこ(酒井神社)


11月22日に、酒井神社のまいどこが15:00頃に行われます。(滋賀県大津市:11月の歳時記)
まいどこは、御火焚神事です。日の恵みに感謝をして祈りをささげます。
まいどこでは、子供たちが交互に一対の面をかぶり地域内を練り歩きます。
一対の面は、一方は口を開き、一方は口を閉ざしています。子供が主役の祭事です。
まいどこは雨の場合は中止になるそうです。


神前に、一対の面が置かれています。神事が行われ、祓いなどが…
  

神前前で、まいどこの唄を神職さんが唄います。
その後、練習で2回ほど子供達と全員で唄います。
準備が整うと神社から出発。先頭は面をかぶった2名。
他の者は御弊を持ちます。
 

まいどこには唄があり、道中を唱えながら旧社地に移動します。
「まいどこ まいどこ わら三把出さんもんは ツラに毛が一杯 ハヨハヨヨー」
と…この、まいどこの意味は神社でも分からないようです。
旧社地までは、道中の邪気を祓って神迎えをします。

旧社地で子供たちはお祈りをした後に楓の枝をとり、神社まで戻ります。
楓の枝には神が宿るとされ、神は子供に近づき守護すると言われています。
今は、楓の枝の切り取りはしていません。箱の中に入れてあるのを配ります。
  

旧社地で、それぞれ楓の枝を持って神社まで戻ります。神をお連れします。
  

神社に戻り、一対の面と楓の枝を神前に置き、まいどこが終了します。
 

祭事が終わると、子供たちはサンドイッチを食べたり、お供養をもらいます。
一応、御火焚祭ですから…ミカンなども含まれています…
この祭事は、この日だけでなく翌日の早朝に境内で藁を焚き、
翌年の天下泰平・五穀豊穣・延命息災を祈り神を昇天します。

まいどこは、子供達が主役の祭事です。
その為、学校が終わってから始まります。
祭事優先ではなく、あくまでも学校が優先です。
今回は学校の遠足があり、始まる時間も1時間遅れでした。

2011年におこなわれた「まいどこ」の様子です。

〜酒井神社の行き方〜
JR「比叡山坂本駅」下車、徒歩20分。

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