1/越前道行 | 2/城の踊 | 3/花の踊 | 4/山伏踊 | 5/武士踊 | 6/五色踊 | 7/緑の踊 | 8/見物踊 | 9/陣立踊 | 10/館白川山 |
11/小原木踊 | 12/泉木踊 | 13/鐘鋳踊 | 14/牛若踊 | 15/御寺踊 | 16/奥州踊 | 17/緑の踊 | 18/鳥指踊 | 19/館楽口 | 20/飛弾踊 |
21/綾の踊 | 22/十九踊 | 23/手筒踊 | 24/大船踊 | 25/寅松踊 | 26/御寺踊 | 27/二の宮踊 | 28/嫁引踊 | 29/花見踊 |
1。 | 越前の茶屋がすまへを見てやれば、前にや唐梅唐椿。うしろにはよさ八重桜よさ八重の梅とみたよ。 |
2。 | 聟は取ったがまだ見ずよ。聟を見たくばん茶屋いん出てさあすの御陣立を見よ。 |
3。 | 聟が出立を見てやれば。白銀のはいだてこてさして。白銀の腹巻よ。見事にきにせた。 |
4。 | 向い小山に雉子が住むやらんほろ んうつ。雉子が住むならさしいんでて。さ中で小鷹をつんつかわしよ。 |
5。 | やらかしましよやと めくにはや。後の若衆しづめてたもれ。一ふしうとふて見せましよよ。 |
6。 | やらよい庭や見事な庭や。此のよな庭に砂をひいて踊の若衆に、ふませたよ。 |
7。 | ま るにござれよま るにござれ。十五夜の月の輪のごとく。 |