上笠天満宮講踊り(上笠天満宮)

10月25日近い日曜日に上笠天満宮で上笠天満宮講踊りが行われます。(滋賀県草津市)
上笠天満宮講踊りは、雨乞いを祈願する踊りです。
江戸時代初めまで、近畿地方で流行っていた風流の流れを組んでいます。
無形民俗文化財にも指定されています。


神社の横で整列した後、行列が13:30にスタートします。鳥居に入って拝殿を1周した後に、シンボウウチと太鼓が拝殿内に。
  

後の踊り子は、そのまま拝殿をまわります。
上笠天満宮講踊りは、29番までありますが、最近は、その中の11番ほどが踊られています。
花笠をかぶった踊り子は、小学生3〜6年生です。拝殿をまわるように踊ります。踊りにより右や左に。
  

【上笠天満宮講踊り】
1/越前道行 2/城の踊 3/花の踊 4/山伏踊 5/武士踊 6/五色踊 7/緑の踊 8/見物踊 9/陣立踊 10/館白川山
11/小原木踊 12/泉木踊 13/鐘鋳踊 14/牛若踊 15/御寺踊 16/奥州踊 17/緑の踊 18/鳥指踊 19/館楽口 20/飛弾踊
21/綾の踊 22/十九踊 23/手筒踊 24/大船踊 25/寅松踊 26/御寺踊 27/二の宮踊 28/嫁引踊 29/花見踊

上笠天満宮講踊り、29番までの唄(セリフ)を入手しましたが、1番だけ表示します。
【越前道行/えちぜんみちゆき】♪テン テン テン テン
1。 越前の茶屋がすまへを見てやれば、前にや唐梅唐椿。うしろにはよさ八重桜よさ八重の梅とみたよ。
2。 聟は取ったがまだ見ずよ。聟を見たくばん茶屋いん出てさあすの御陣立を見よ。
3。 聟が出立を見てやれば。白銀のはいだてこてさして。白銀の腹巻よ。見事にきにせた。
4。 向い小山に雉子が住むやらんほろ んうつ。雉子が住むならさしいんでて。さ中で小鷹をつんつかわしよ。
5。 やらかしましよやと めくにはや。後の若衆しづめてたもれ。一ふしうとふて見せましよよ。
6。 やらよい庭や見事な庭や。此のよな庭に砂をひいて踊の若衆に、ふませたよ。
7。 ま るにござれよま るにござれ。十五夜の月の輪のごとく。

前半の踊りが終わると休憩です。後半の踊りが始められる前に、2010年より単独での踊りが行われました。
合いの手に、太鼓と唄い手が加わります。踊り手はセリフ付きです。
単独での踊りは、またちがったテンポの踊りで、ユーモラス的な動きが面白いです。
最初は、えびす関連の踊り。♪ヨーテカテンヤテンテコテン
  

そして、競馬に地蔵盆。♪ヨーテカテンヤテンテコテン
 

最後は、記念撮影で終了です。


2010年におこなわれた「上笠天満宮講踊り」の様子です。

〜上笠天満宮〜
JR「草津駅」下車、近江鉄道バス「上笠郵便局」下車、徒歩5分。

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