太鼓踊り(日雲神社)

9月第1土曜日に日雲神社/鹿島神社で太鼓踊りが20:00より行われます。(滋賀県甲賀市)
平安時代から鎌倉時代・室町時代に流行した田楽。風流や山伏神楽などの流れをくんだのが太鼓踊りです。
他にも太鼓踊りはありますが、日雲神社の太鼓踊りは非常に古い型を残しているのです。
無形民俗文化財になっています。
この型になったのは、江戸中期頃からだと言われています。
明治以降は、9月4日を奉納の日と定められていますが、現在は、9月第1土曜日に変更されました。
この祭事は、雨乞いを祈願する為だけに行われていたようです。村の道を踊りながら練り歩いていたそうです。


太鼓踊りの神事が16:00にあります。
湯立神楽が日雲神社と鹿島神社(御旅所)で行われます。
 

20:00からの奉納踊りが行われる前に、
踊り手さんの祓いと本殿での祈願をします。
 

最初は鹿島神社で1踊りだけ太鼓保存会さんが踊ります。
神社の鳥居前から練り込んで中央の篝火を中心にして、まわりをまわります。
  

場所を移動して、日雲神社で太鼓踊りが行われます。
神社前に整列して、そこから練り込むように入っていきます。


境内に入ると、太鼓踊りを全員で踊ります。続いて、日雲神社太鼓踊保存会の方々だけの踊りがあります。
  

奉納太鼓の前半が終わると、あいさつがあり、休憩です。神社の前には露店も出ています。
休憩後、今回、初めて踊られる小学生〜中学生までを一人づつ紹介。
日雲神社太鼓踊保存会の方々以外に20名の太鼓打ちさんが…
多くの地域で、継承者さんの減少で、途絶えていくのが多い中、日雲神社の太鼓踊りは大丈夫そうです。
紹介の後、全員で合同の踊りをします。音頭とりさんは、後ろで唄いながら踊ります。♪ヨー
  

最後は、日雲神社太鼓踊保存会さんだけで太鼓踊り/かまくら踊りが…
太鼓保存会さんの編成です。※は年度により人数が増減します。
太鼓打ち(※9名)   音頭とり(※7名)   シンボウウチ(1名)
  

音頭とりさんの前には、「かまくら踊」の唄が…
踊の唄は、他の地域とは異なります。約2時間の奉納踊りも終了。


2010年におこなわれた「太鼓踊り」の様子です。

〜日雲神社〜
信楽鉄道「雲井駅」下車、徒歩5分。

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