大原郷太鼓踊り(岡神社)

8月下旬の日曜日に岡神社で大原郷太鼓踊りが8:30より行われます。(滋賀県米原市)
大原郷太鼓踊りは大原郷の地域が一同に集まり太鼓踊りを披露します。5年に1度おこなわれる、太鼓の祭典です。
大原郷とは、小田・間間・春照・井之口・本庄・本庄中村・高番・村居田・坂口・烏脇・観音寺・野一色・上夫馬・下夫馬・市場・
産所・市場中・池下・相撲庭の19あったとされています。しかし、現在は地域の合併などにより、13地域となりました。
13の地域の太鼓踊りが集まるのではなく、少子化などにより、2012年は4地域だけでした。

そもそも太鼓踊りは、雨乞いの踊りで、大原郷は、旱魃時に水争いが絶えなかったようです。
村々の鎮守にて、最初に願を掛け雨乞踊りをします。その後、雨が降れば、返礼おどりを踊ります。
願いが叶わなければ、岡寺松林坊に集まり岡神社にて祈願をします。
各村々の男子全員が間田と本庄の境にある立石に集結します。
参道南端の一本松より、太鼓・鉦を打ち鳴らし岡神社に。境内で夜を徹して踊ります。


始まる前に境内に13地域が参列します。最初に全員を祓い、本殿で祝詞奏上です。
  

今回は4地区(夫馬・天満・井之口・朝日)の太鼓踊りです。
それぞれの地区の構成や人数表が載せてある配布紙がありました。


最初は、夫馬の太鼓踊りです。9:00〜
  

続いて、天満の太鼓踊りです。9:15〜
  

そして、井之口の太鼓踊りです。9:30〜
  

最後は、朝日です。朝日は国選択無形民俗文化財に指定されています。10:00〜
  

大所帯なので、踊り方も複数のパターンがあります。
  

地域の参加の増減により終わる時間が変わります。
2012年は4地域だけでしたので当初の予定より1時間30分も早く終わりました。


2012年におこなわれた「大原郷太鼓踊り」の様子です。

〜岡神社〜
JR「長浜駅」下車、バス「間田南」下車、2分。/JR「近江長岡駅」下車、バス「本市場」下車、10分。

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