みたらし祭(唐崎神社)

7月28・29日に唐崎神社で、みたらし祭が連日にわたって行われます。(滋賀県大津市)
みたらし祭は、地域の人の健康や厄を祓い祈願する祭事で、
茅の輪くぐり、湯立神楽、炊き上げ、奉納行事などが行われます。
唐崎神社の境内には出店が立ち並び、みたらし団子に長蛇の列が出来ていました。
唐崎神社は、下の病・平癒祈祷で有名です。


祭事が始まる前に、唐崎中学さんのブラスバンド部の演奏がありました。同じ、学校の生徒さんだろうか…見守っています。
  

本来は、みたらし祭の神事(18:00)だけですが、唐崎神社の鳥居が昨年の台風に傾いた為に、復興祭も兼ねて行われました。
その為、神事が1時間ほどありました。神事が終了すると、茅の輪くぐりが19:00頃に行われます。
唐崎神社は平安時代、朝廷をお守りする七瀬之祓の1箇所でもありました。
茅の輪くぐりをする時に人形と葦を持ち、なごしの祓いする人は…と言いながら3度、茅の輪をくぐります。
神職さんの後に、一般の方も葦を持ち続かれます。葦(よし)は、「悪し」から「良し」に変えるために持つそうです。
  

その後、湯立神楽が行われます。湯立神楽では笹の葉で湯を振散らし無病息災を祈ります。
湯立神楽が終わると神水をいただきます。湯立神楽は11:00にもあります。
  

この後、山伏さんが法螺貝を鳴らしながら
松の木のある結界場所に移動されます。


湖上炊き上げが19:20頃(※本来は19:00頃)あり、
願串や古神札を湖上で炊き上げます。
湖上の炊き上げ場所に船で近づき、松明から火をつけます。
結界場所におられる山伏さん達は、湖上に向き法螺貝を鳴らしたり祈祷をします。
 

続いて、日吉太鼓の奉納です。
しかし、この後の手筒花火の奉納を撮るため、場所を確保しなきゃならないのでパスしました。

20:00頃に手筒花火の奉納が湖上で行われます。
みたらし祭は、28日と29日の両日に行われますが、手筒花火の奉納は28日だけです。
大・中・小の手筒花火を100本ほど打ち上げます。手筒花火は、静岡の富幕開進社さんによるご奉仕らしいです。
  

手筒花火の終盤は大筒です。
大筒は、飛び出す火がなくなると最後に爆発します。
結構、ド〜ンと大きな音でビクっと体が反応するぐらいに。
 


2010年におこなわれた「みたらし祭」の様子です。

〜唐崎神社〜
JR「唐崎駅」下車、徒歩10分。

滋賀県の歳時記(トップ)
inserted by FC2 system