公家奴振り(福田寺/熊野神社)
5月4日に福田寺の公家奴振りが行われます。(滋賀県米原市)
春(5月4日)と秋(11月15日に近い日曜日)の2回おこなわれていて、昔と同じ公家奴振りを残しています。
春(5月4日)13:30と秋(11月15日に近い日曜日)12:30
奴が「ヨーイヤセ、アレワイサノサ」と…毛鎗を放り投げたりとか…
福田寺は、京都の本願寺の連枝寺でもあります。
江戸時代に摂政関白右大臣二条斎敬の妹、かね子を室に迎えています。
この時に夫人に随従してきた公家奴振りを供方が伝えたものといわれています。
熊野神社前の道から奴振りが始められます。毛鎗を放り投げます。
福田寺から楽人さんら神職さんらの列が。熊野神社前で合流します。
公家奴振りから鳥居前で清めの儀式をおこない、神社の参道に入っていきます。
先頭の2人は露払いです。神社に奴など行列が到着。
奴のみなさんは左右の手の指で、お金のジェスチャーをします。
これは江戸時代など大名行列などで自分の値踏みをしていたらしいです。
本殿で祭事がおこなわれ、摂社の稲荷社でも祭事が。
すべてが終わると最後に湯立です。
2018年におこなわれた「公家奴振り」の様子です。
〜福田寺・熊野神社〜
JR「田村駅」下車。
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