青鬼祭(石山寺)

5月第3日曜日に石山寺で青鬼祭が9:30より行われます。(滋賀県大津市)
青鬼祭は、石山寺の学僧(朗澄律師)が死後、自ら鬼となり降魔招福を祈願をおこなったことから始まりました。
石山寺の東大門の横には、杉の葉で作られた青鬼が命日の頃に立てられています。
祭事は、朗澄律師を偲んで行われます。青鬼は、金棒と数珠を持っています。


時間前になると、石山寺に3人の青鬼が登場します。東大門から参道に入っていき所定の位置まで移動します。
  

参道には法要の為、僧侶さんが参列。青鬼さんが後ろに並び、青鬼祭が始まります。
行列が東大門前まで移動します。青鬼は僧侶さんがされているようです。
巨大な青鬼像の前には祭壇が設けられ、僧侶さんが法要祈願されます。3人の青鬼と2名の女性が東大門の前に並びます。
   

法要が終わると、僧侶さんは移動していきます。


青鬼さんは、参道を進み大黒天堂に移動。東大門の前では青鬼太鼓がおこなわれます。
  

青鬼太鼓が終わる頃、世尊院前では降魔招福祈願の団扇配布(500枚)が…青鬼さんも手渡しで…
  

青鬼おどりの唄があるようです。六まであるけど省略。
一。 降魔の姿となり給う 朗澄律師の青鬼は 悪心くじき福徳を 与へ給うもありがたや
二。 あまたの人の蛍見に 心ひかれて青鬼は ごずめず伴に船いだし 蛍の宮へとこぎつきぬ
三。 蛍の宮は奥深く 木々に蛍の花さきて 輝く光は不夜城の とてもよいとこよい眺め

東大門では、大団扇で線香の煙を表に出されています。これは煙と共に厄を出しているらしいです。
門には、ゆるキャラ「おおつ光ルくん」もいました。
  
年度により、青鬼さんが大団扇で東大門の前で仰がれる時もあるようです。

2012年におこなわれた「青鬼祭」の様子です。

〜石山寺〜
京阪「石山寺駅」下車。

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