春の大祭・あばれ祭り(神田神社)
5月5日に春の大祭・あばれ祭りが11:30より行われます。(滋賀県大津市)
あばれ祭りと呼ばれているのは、駒と呼ばれる小学6年の男子6名がメインになる祭事。
御供を投げつけたり台をひっくりかえしたり叩いたりと駒があばれます。
駒が暴れるほど、その年は豊作になると言われています。
沢の集会所が行列の出発点です。集会所には枝に結ばれている菓子が6本、置かれています。
神社には子供みこしと、榊が置かれています。榊は神輿の原型と言われ、あばれ祭りの時に御旅所まで運ばれます。
沢から行列が神社に。先頭に行くのは、駒と呼ばれる袴姿と冠の装束です。
手には竹のムチを持っています。
拝殿前で神事が。そして榊に御霊遷しが。
御旅所まで行列が。榊=神輿が正面に置かれ、整列します。
ここから、メインの駒の神事です。駒が台を叩き、あばれた後に走ります。
何度か繰り返した後に、駒が御供を運びます。
最初は、灯明台。花立て、盃、御神酒、さかな、蒸し御飯と続きます。御供を持って行き前方に放り投げます。
その後、供物台を叩き、ひっくり返します。
供物をすべて投げ終えると、台の上に今までの物を大人が並べます。
並べ終えると大人がひっくり返されないようにと台を押さえますが、駒たちにひっくりかえされます。
最後に駒は決められた枝に行き菓子をいただきます。御旅所で神事が始められ、終わると行列は拝殿前に戻ります。
続いて和太鼓の奉納です。
最後は、子供神輿の巡行が。祭文が読まれると出発します。
巡行は、神田神社〜藤の木までの往復ですが、藤の木の手前で折り返します。
ちなみに藤の木とは。田の真ん中にあります。
休憩後、巡行は神田神社に戻り、祭文が読まれ春の大祭が終わります
2015年におこなわれた「春の大祭・あばれ祭」の様子です。
〜神田神社〜
JR「堅田駅」下車。
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