八幡まつり・松明祭(日牟禮八幡宮)

4月14日に日牟禮八幡宮で八幡まつり(松明祭)が20:00より行われます。(滋賀県近江八幡市)
八幡まつりは、日牟禮八幡宮例祭で松明祭とも呼ばれています。
1日目(松明祭)2日目(例祭・太鼓祭・)3日目(すでら渡御祭)
宵宮(松明祭)では5〜10Mほどの松明(30本ほど)に火が…
また宵宮では本祭に巡行する太鼓みこしの宮入もあります。
八幡まつりは、応神天皇が日牟禮八幡宮へ参詣される際に、
琵琶湖岸にヨシで松明を作り、火を灯して道案内をしたのが始まりと言われています。


松明が道中を清めて神社に。太鼓みこしも宮入していきます。
 

神社の境内に大小の松明がいくつも立っています。
  

太鼓みこしも神社に集まって来ます。
太鼓みこしは上・下とあり、それぞれにいくつもの神輿が。
見分け方は、太鼓の上に御弊が立っているか無いかで区別できます。
上之郷(市井・多賀・北之庄・鷹飼・中村・宇津呂・大林・土田)と下之郷(船木・小船木・大房・南津田)
 

太鼓みこしが宮入して拝殿前で差し上げ。
祓い清めた後、神社の参道付近に移動。


すべての太鼓みこしの宮入が終わると、いよいよ松明です。
花火があがり、仕掛け花火(ナイヤガラ)に点火。
 

最初は市井の松明に火がつけられます。これが松明の元火になります。続いて6本の小松明に火がつけられます。
  

火がつけられると、1本づつ拝殿に移動していきます。その後に、太鼓みこしが続きます。
  

拝殿での儀式が終えると小松明も戻り、
6本の小松明が一同に立てられます。


これからいよいよ、大松明に順々に火がつけられます。大松明は、1本づつ点火されます。
6本立てられた松明の火から、長い竹の先端に付けられた松明に火をつけます。これを大松明の上部・中部・下部と火を移します。
  

松明に火がつくと、火柱状態です。


松明は、上地区と下地区に分かれており、
源氏と平家にたとえられているみたいです。
松明には大小とあり、円形の松明が大将らしいとか。
これは上の大将です。


松明は巨大な為、松明を倒すために、あらかじめ数本の導線と縄で支えており、
それらを緩めたり引っ張ったりして倒す場所を決めるのです。
 

時折、予想しないトラブルも。すぐに倒れてしまったり。
  

上地区の松明がすべて終わると、上地区の太鼓みこしが神社から出て行きます。
続いて下地区の松明です。こちらも最初に花火で合図。
そして仕掛け花火に点火。その後に、順々に松明に点火。火柱です。
 

2013年におこなわれた「八幡まつり」の様子です。

〜日牟禮八幡宮〜
JR「近江八幡駅」下車、近江バス「大杉町」下車。

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