あいの土山斎王群行(大野小学校〜斎王頓宮址)

3月中旬〜下旬の日曜日に大野小学校で、あいの土山斎王群行が11:30より行われます。(滋賀県甲賀市)
あいの土山斎王群行とは、京都から伊勢までの斎王行列の事です。
1300年前に天武天皇が制定され、斎王は未婚の皇女から選ばれ天皇の使いとして伊勢の斎宮御所まで群行を。
斎王に選ばれた女性は、3年間精進潔斎の生活を送ります。
群行には、数百人のお供の方が付き添われ平安京から5泊6日をかけて斎宮へ。
5泊された場所とは、勢多・甲賀・垂水・鈴鹿・壱志と言われています。あいの土山斎王群行は垂水です。
第17回の斎王は甲賀市の「石田 光」さんです。


配役の方々が登場します。説明をされているのはNHK大津放送のアナです。


斎王や童女など、主な配役の方々が整列します。


斎王と童女が中央の斎場に座り、禊ぎ式が12:00頃に行われます。


禊ぎ式が終わると群行に参加される方の全体の記念撮影が。


大野小学校での儀式が終わると斎王群行が13:00から始まります。
以前、この後に体育館で「お発ち舞・道中舞・お着き舞」があったようですが、
現在は行列が中止の時のみ体育館で行われます。

群行に参加される配役の紹介が。配役は事前募集で決められています。
配役は、女別当・内侍・采女・童女・斎王・命婦・女嬬、火長・白丁・執物舎人・輿丁・雑色・陪従。


群行は大野小学校〜斎王頓宮址までを歩きます。


行列の左右にはカメラマンさんが一緒に歩くので
人のいない風景はほとんど無理です。特に斎王のまわりは多いです。


市場(13:30)では、童女による「お発ち舞」。
前野(14:15)では、采女・女嬬による「道中舞」。


前野を出ると、カメラマンさんが少なくなります。斎王頓宮址に先回りされるから…


親御さんらは最後まで左右に付いて歩かれます。


斎王頓宮址に15:00頃に到着すると、女別当・内侍・命婦による「お着き舞」が。斎王や童女が…


お着き舞が終わると呈茶です。女嬬から采女に呈茶が渡され、采女から斎王に。


最後に童女や斎王が整列し、
関係者さんが挨拶して終わります。


2014年におこなわれた「あいの土山斎王群行」の様子です。

〜大野小学校〜
バス「大野東口」下車。

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