尾花川の蛇まつり(親友会館)

1月14日に親友会館で尾花川の蛇まつりが18:30頃に行われます。(滋賀県大津市)
蛇まつりでは、子供達が主体になり藁で作った蛇を担いで、尾花川の地域をまわり正月飾りを集めます。
400年前に雨乞いで蛇(龍)頭の冠をつけて祈願した事によるものです。
地域の無病息災・五穀豊穣を祈願します。蛇は雄と雌があり二対です。


雄と雌の蛇は前日に作られていて親友会館に当日まで置かれます。
時間になると、会館から出され地域をまわります。会館から出ると、雄蛇・雌蛇は北と南に別れて出発です。
北(雄蛇)が出て行き南(雌蛇)はすぐ近くの家からまわります。


それぞれの蛇綱は、各家々をまわっていきます。家々に行き、小さいお子さんが先に呼び出して行きます。
おられると…「こんばんわ。蛇の顔見せです。」と言って蛇を玄関に。
北の方は昔ながらの人が多いので、蛇が玄関の中に入っていくところが多いです。


南の方は、玄関の中まで入らず手前まで。


最近は、家々により入っても構わない家や入って欲しくない家とかあるようです。
家に正月飾りを集めた時に、ご祝儀を子どもに渡します。
南の方(雌蛇)は、北よりもまわる家が少なく先に会館に戻ります。
昔は、地域に300軒ほどあったそうですが…
会館に戻り雌蛇を置くと、別れていた子どもが雄蛇に合流し、蛇綱は子どもだけで担がれます。


北の方も終わると親友会館に戻ります。
蛇綱は会館に入るとき、尻尾から入っていきます。


雄雌の蛇綱と共に集められた正月飾りは、翌日のとんどで燃やされます。
親友会館6:00集合のようです。

2012年におこなわれた「尾花川の蛇まつり」の様子です。

〜親友会館〜
京阪「別所駅」下車。

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