お花まつり(壬生六斎念仏)

4月上旬に山崎聖天で、お花まつりが行われ、その奉納行事で六斎念仏が行われます。(大山崎町:4月の歳時記)
六斎念仏は、京都でいつ頃から始められたと言う起源は定かでありませんが…
六斎には、六斎日と言われる日があって、毎月8・14・15・23・29・30日がその日です。
六斎日には、悪鬼が人を惑わす日とされて、何事も自粛されていました。
約1000年前の京の街に疫病が流行して多くの死者が出た時、人々が不安に陥りました。
そこで空也上人が、托鉢に用いる鉢を叩いて、洛中の街々で「南無阿弥陀仏」を唱えて廻わり、
人々の不安を取り除いたのが六斎の始まりだとも言われています。


発願 六斎念仏の始まりを告げる演目です。
鉄輪 太鼓を激しく打ちならします。
願人坊 小坊主に扮した四名が太鼓を持って演じます。
四ッ太鼓 子供から大人まで全員が太鼓を叩き、個人技を見せます。
海士 太鼓を激しく打ちならします。
祇園ばやし 祇園祭の綾傘鉾の囃子と同じです。綾傘鉾の棒振りも演じられます。
四季 太鼓を激しく打ちならします。
越後獅子 四名が太鼓を片手に踊ります。
獅子舞 獅子舞を呼び出す太鼓を鳴らし、獅子舞が登場します。
舞台では、囲碁盤が5段積まれて、演舞を披露します。蜘蛛が現れて、獅子舞と蜘蛛の戦いが始まります。

奉納行事の一部です。
始まり
発願
鉄輪
願人坊
四ッ太鼓
海士
祇園ばやし
四季
越後獅子

獅子舞
  

獅子舞と蜘蛛との戦いです
  

最後は、六斎念仏の終わりを告げる結願です。


蜘蛛が獅子にめがけて糸(白色のテープ)を投げます。
この白色のテープ(芯入り)3つを家の神棚に1週間おき、
その後、芯だけを取り、財布に入れるとお金が貯まると言う風習が祇園で伝えられています。

1Mぐらいの高さの舞台で行われますので、最前列に行かれなくとも見られます。

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