盂蘭盆奉納(千本六斎念仏)

8月14日に千本ゑんま堂で盂蘭盆奉納があり、千本六斎念仏が行われます。(京都市:8月の歳時記)
六斎念仏は、京都でいつ頃から始められたと言う起源は定かでありませんが…
六斎には、六斎日と言われる日があって、毎月8・14・15・23・29・30日がその日です。
六斎日には、悪鬼が人を惑わす日とされて、何事も自粛されていました。
約1000年前の京の街に疫病が流行して多くの死者が出た時、人々が不安に陥りました。
そこで空也上人が、托鉢に用いる鉢を叩いて、洛中の街々で「南無阿弥陀仏」を唱えて廻わり、
人々の不安を取り除いたのが六斎の始まりだとも言われています。


発願(念仏唱和) 六斎念仏の始まりを告げる演目です。
豆太鼓(浪花・道成寺・素雅楽・砧) 小さな太鼓を素早くたたき、太鼓を振り回したり踊ったりします。
四ッ太鼓 子供から大人まで全員が太鼓を叩き、個人技を見せます。
四ッ太鼓 2人で、テンポを早めながら太鼓を叩きます。
豆太鼓(山姥・法縁祭) 小さな太鼓を素早くたたき、太鼓を振り回したり踊ったりします。
祇園囃子 京都ならではの演目です。
雀踊り 江戸時代に歌舞伎の舞台で踊られていた風流踊りらしいです。
締太鼓 祇園囃子の一連の演目で、他の六斎と異なり祇園祭の締太鼓の様子を取り入れたようです。
願人坊 大人の悪坊主の手踊りが特徴の演目です。
堀川猿回し 大太鼓の人が中央で、他の人は、振り付けと手踊りで回りながら太鼓を叩きます。他では、猿回しと呼ぶ。
さらし 踊り手がサラシ(白布)を振って踊ります。
獅子太鼓 獅子を呼び出す前奏曲です。
獅子舞 獅子が、舞台でパフォーマンスします。碁盤の上で逆立ちなど…
獅子と蜘蛛の戦いです。蜘蛛の精が獅子を怒らせ、蜘蛛が白い糸を投げつけます。

奉納行事の一部です。
発願(念仏唱和)
豆太鼓(浪花・道成寺・素雅楽・砧)
四ッ太鼓
四ッ太鼓
豆太鼓(山姥・法縁祭)
祇園囃子
雀踊り
締太鼓
願人坊
堀川猿回し
さらし
獅子太鼓
獅子舞
  

蜘蛛が獅子にめがけて糸(白色のテープ)を投げます。
この白色のテープ(芯入り)3つを家の神棚に1週間おき、
その後、芯だけを取り、財布に入れるとお金が貯まると言う風習が祇園で伝えられています。


100名ほど、座れる椅子があります。最前列に行かれるなら1時間前に行かれると良いです。

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