８月、最後の日曜日に梅宮大社で嵯峨天皇祭があり、梅津六斎念仏が行われます。（京都市：９月の歳時記）
六斎念仏は、京都でいつ頃から始められたと言う起源は定かでありませんが…
六斎には、六斎日と言われる日があって、毎月８・１４・１５・２３・２９・３０日がその日です。
六斎日には、悪鬼が人を惑わす日とされて、何事も自粛されていました。
約１０００年前の京の街に疫病が流行して多くの死者が出た時、人々が不安に陥りました。
そこで空也上人が、托鉢に用いる鉢を叩いて、洛中の街々で「南無阿弥陀仏」を唱えて廻わり、
人々の不安を取り除いたのが六斎の始まりだとも言われています。
| 発願 | 六斎念仏の始まりを告げます。 |
| 六段 | 牛若丸と弁慶の出合いの場である五条大橋での場面です。 |
| 四ッ太鼓 | 子供から大人まで個人技を披露する。テンポを早めながら曲打ちします。 |
| 頼光と土蜘蛛 | 源頼光と土蜘蛛との戦いです。（梅津六斎念仏の特徴的な演目） |
| さらし | 踊り手２名がサラシ（白布）を振って踊ります。（梅津六斎念仏の特徴的な演目） |
| 祇園囃子 | 京都ならではの祇園囃子と面を被ってのパフォーマンス。 |
| 獅子太鼓 | 獅子舞いを呼び出す前奏曲です。 |
| 獅子と土蜘蛛 | 獅子舞いの登場と共に、パフォーマンスです。そして、獅子舞いと土蜘蛛の戦いです。 獅子は蜘蛛に苦しめられるが、最後は蜘蛛に勝ち、歓喜して去っていきます。 |
奉納行事の一部です。
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六段 |
四ッ太鼓   |
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頼光と土蜘蛛   |
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さらし |
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祇園ばやし   |
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獅子太鼓
六斎念仏の最後の演目は、どこでもお馴染みの「獅子と土蜘蛛」です。
最初は獅子のパフォーマンス。碁盤での逆立ちなど。最後に、獅子と蜘蛛の戦いです。
蜘蛛が獅子にめがけて糸（白色のテープ）を投げます。
この白色のテープ（芯入り）３つを家の神棚に１週間おき、
その後、芯だけを取り、財布に入れるとお金が貯まると言う風習が祇園で伝えられています。
拝殿の回りに椅子席があります。楼門に向かって演じます。１時間前に行けば最前列で見られます。
拝殿には柱が多く、見にくいです。獅子の逆立ちは提灯がぶら下がっているので…
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