六地蔵巡り(小山郷六斎念仏)

8月22日に上善寺で六地蔵巡りの奉納があり、小山郷六斎念仏が行われます。(京都市:8月の歳時記)
六斎念仏は、京都でいつ頃から始められたと言う起源は定かでありませんが…
六斎には、六斎日と言われる日があって、毎月8・14・15・23・29・30日がその日です。
六斎日には、悪鬼が人を惑わす日とされて、何事も自粛されていました。

約1000年前の京の街に疫病が流行して多くの死者が出た時、人々が不安に陥りました。
そこで空也上人が、托鉢に用いる鉢を叩いて、洛中の街々で「南無阿弥陀仏」を唱えて廻わり、
人々の不安を取り除いたのが六斎の始まりだとも言われています。


発願 六斎念仏の始まりを告げる演目です。
四ッ太鼓 子供から大人まで全員が太鼓を叩き、個人技を見せます。(若手編)
手毬うた 豆太鼓より大きい太鼓を持って叩いたりして踊ります。
万歳 太鼓を持ち上げて叩き、バンザイするように、おめでたい演目です。
三社/志のぶ売り 豆太鼓より大きい太鼓を持って叩いたりして踊ります。
四ッ太鼓 子供から大人まで全員が太鼓を叩き、個人技を見せます。(大人編)
祇園ばやし 京都ならではの演目ですが、小山郷では、和尚とオカメが登場します。
獅子 獅子を呼び出す太鼓から始まり、舞台でパフォーマンスをします。
獅子と蜘蛛との戦いが終わると太鼓の相打ちでクライマックスに。

奉納の様子を載せておきます。




蜘蛛が獅子にめがけて糸(白色のテープ)を投げます。
この白色のテープ(芯入り)3つを家の神棚に1週間おき、
その後、芯だけを取り、財布に入れるとお金が貯まると言う風習が祇園で伝えられています。


舞台の前と左右にはイス席が70席ほどあります。最前列は1時間前で大丈夫かと。

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