終い不動・大根炊き(法楽寺)


12月28日に法楽寺で終い不動が行われます。(大阪府大阪市:12月の行事)
12月は「しまい不動」と言われていて、この日は、田辺大根の大根炊きが無料接待されます。
大根炊きを食べて1年の厄を。※時間とかは関係なく、なくなり次第終了です。

江戸時代、蕪のような球形に近かった田辺大根は、明治期以降に品種改良され筒状になります。
法楽寺周辺は改良された田辺大根の産地の中心だったとされています。
時が経つにつれ田辺周辺は住宅地となって畑も減ったところ害虫が発生。
昭和25年頃にウイルス性の病気が流行したことによって、
田辺大根は田辺から姿を消してしまいました。
昭和62年。大阪市農産物品評会において田辺大根の品種を偶然に発見。
出品者からその種子を譲りうけ栽培。
大阪市や和泉市、河南町などにても栽培されるようになり、
なにわの伝統野菜の一つとして復活しています。


田辺大根は白首の大根です。


大根炊きと呼ばれていますが、実際は味噌田楽です。
白い大根と赤いコンニャクで紅白にして縁起を…
大根炊きを食べられてます。
大根の葉を捨てるのは勿体ないので、欲しい人はいただけるようです。
田辺大根の飴が売られていました。


2016年におこなわれた「終い不動(大根炊き)」の様子です。

〜法楽寺の行き方〜
JR「南田辺駅」下車、徒歩5分。

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