流鏑馬神事(大阪天満宮)

10月25日に大阪天満宮で流鏑馬神事が15:00に行われます。(大阪府大阪市)
流鏑馬は平安時代に始まり鎌倉時代に武術の鍛錬をする為に行われていました。
室町時代以降は戦術も変わり、1騎の戦いから集団の戦いになり流鏑馬は武術から神事に変わりました。
大阪天満宮の流鏑馬は矢を射て的を当てるのではなく、半弓で的を打ち破ると言うものです。
この様な方式が用いられたのは土地・場所の関係。大阪天満宮は街の中にあり、弓で的を射るのは危なくなった為に…
流鏑馬神事、正式名は大阪天満宮秋大祭です。


本殿には、馬の鞍が2つ置かれ境内には高殿が作られ、馬(千駿と千輝)です。関西大学の馬術部さんです。
  

神事は修祓・宮司一拝・献せん・祝詞奏上・玉串と本殿で行われます。
続いて、馬場清祓の儀です。神職さんが高殿を三巡した後に、天満宮前の道路、折り返し地点までを祓います。
  

次に、馬場試乗の儀が行われます。
麻裃に陣笠を着た前駆者さんが騎乗して高殿を三巡した後に、折り返し地点まで往復します。的を持った3名も同行します。
  

前駆者さんが騎乗して、3箇所で馬上から扇を投げます。
その地点が、3箇所の的の地点です。
 

準備が整うと、続いて狩装束を着た本駆者さんが四方に鏑を射る所作(弓祈祷)が行われます。
 

いよいよ、騎射の儀です。本駆者さんが騎乗して高殿を三巡して馬をならします。
  

折り返し地点の白い御弊が上げられ、
門前の赤い御弊が上げられるとスタートです。


折り返し地点までの3つの的を半弓で打ち破ります。
的が半弓で打ち破られると、的を持っておられる方が大声で、当たり〜と叫びます。
大阪天満宮の門の前から、道路を一直線に駆け走ります。その為、信号2つが止められます。
  

流鏑馬が終わると、再び本殿で撤せん・宮司一拝で終わります。

2011年におこなわれた「流鏑馬神事」の様子です。

〜大阪天満宮〜
JR「大阪天満宮駅」下車、徒歩2分。/地下鉄「南森町駅」下車、徒歩3分。

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