経供養(四天王寺)

10月22日に四天王寺で経供養が13:00より行われます。(大阪府大阪市)
経供養は、中国から、お経が伝わってきた事を記念して行われています。
以前は非公開の行事でした。秋野坊経巻を守護して怜人楽を奏で行道が行われ舞楽が舞われます。
舞楽も一般の人に見られなかったので椽の下の舞とも呼ばれています。
四天王寺には、舞楽法要が3つ存在します。
4月22日/聖霊会舞楽大法要(13:00) 8月4日/篝の舞楽(19:00) 10月22日/経供養(13:00)


本坊より行道で経堂に入場。伽陀。法要の始まりを告げる声明が。奥殿が開扉し中の鳳輦が見られます。
  

振鉾。左右の舞があり、そして左右、2人での舞です。振鉾は舞台を清める舞楽です。
  

両舎利登高座。一舎利・二舎利の高座に座られます。
−舎利が諷誦文。二舎利が願文。一舎利は東側・二舎利は西側。
  

平行して舞楽「甘州」が。4人の舞です。
甘州の舞は、この天王寺楽所だけ舞われます。三舞あります。


唄匿。散華。舞台上で声明をしながら撒きます。続いて大行道。全員が舞台のまわりをまわります。
  

舞楽「登天楽」。4人の舞です。冠に生花を付ける優雅な舞です。


梵音。錫杖。舞台上で声明や錫杖を鳴らし唱えます。
両舎利降高座。一舎利・二舎利の高座から降りられます。次は、鑑賞の為の舞楽「抜頭」が舞ます。
  

奥殿が閉扉され、経供養が終わります。還列で本坊に戻られる時に、経堂の猫之門が開きます。猫之門が開くのは珍しいです。
  

行事の内容を解説され進行していきますので分かりやすいです。舞楽は年度により変わります。

2010年におこなわれた「経供養」の様子です。

〜四天王寺〜
地下鉄「四天王寺夕陽ヶ丘駅」下車、徒歩5分。

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