秋祭り・足洗神事(川辺八幡神社)

9月中旬の土曜日に川辺八幡神社で秋祭り・足洗神事が行われます。(大阪府大阪市)
川辺八幡神社秋祭りの宵宮には足洗神事が行われ、ふとん太鼓・神輿が大和川に入ります。
ふとん太鼓と神輿の担ぎ手さんが大和川に入り足を清め、本祭の巡幸の祓い清めとします。

1704年、大和川の工事によって若宮八幡宮が河床に沈もうとした時、
枚岡明神の方より黒雲が現れて七日七夜、空をおおい、
氷雨が降り雷鳴が止まず。村人は天を仰ぎて恐れる。
神田の守人、田の蛙を見廻った時に、「雨降り止まぬは、龍神の悲しみ尽きぬ涙の雨なり、
雷の空に満るは、龍神の怒り叫ぶが故なり」と聞く。
守人が声をする方角を見ると、そこに案山子が。村人は若宮八幡宮が水没する時、
御神体を輿に乗せて、祠(現在の神社)を築き祭ったと。


鳥居前には、ふとん太鼓が。境内には地車が。本殿前には神輿が置かれています。


宵宮では、足洗神事の前にふとん太鼓が地域を巡幸します。宮出14:30。宮入16:00。
19:00頃になると大和川に向け、ふとん太鼓と神輿が出発します。


大和川の土手には御旅所があり、ここでしばらく休憩。
大和川に置かれている篝火に火が19:30頃に点けられます。


大和川で足洗神事が20:00前に始まります。
ふとん太鼓・神輿が川に入ります。大和川に入ると、仕掛け花火が。


ふとん太鼓と神輿が土手に戻ると、いよいよクライマックスでしょうか…
土手や川沿いには多くの人が。これから花火が打ち上げられるのです。


この後、しばらくしてふとん太鼓や神輿は神社に戻って行きます。

2013年におこなわれた「秋祭り・足洗神事」の様子です。

〜川辺八幡神社〜
地下鉄「長原駅」下車、徒歩12分。


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