夏季大祭・大幣神事(石切劔箭神社)

8月3日に石切劔箭神社で夏季大祭・大幣神事が9:00より行われます。(大阪府東大阪市)
大幣神事は江戸時代初期に始まった疫病の災厄を祓うための祭事で、長さ7メートルの大幣が3本。
御輿渡御の先頭に立って町中を練り歩き、災厄を祓い清めます。


高張提灯が4組、鳥居をくぐって境内に入って来ます。
ここでは儀式みたいなのがあり、高張提灯を斜めにして本殿まで一直線で入場します。
  

本殿前で高張提灯を立たせます。
 

大幣も神社に到着し、各、行列が揃うと整列をして、上石切劔箭神社まで移動します。
幟 旗 高張提灯と続き、本殿から御輿が出され御輿巡行が始まります。
  

石切劔箭神社は本社。上石切劔箭神社は奥社です。この奥社まで、坂道が神社まで続いています。
 

上石切劔箭神社前に行列が到着。御輿が最後に到着します。
上石切劔箭神社は、本殿まで石段が続き、御輿を石段上の本殿前に置きます。
  

10:00より神事が始められ、祓いや祝詞奏上です。そして鈴神楽で、清めます。
  

祭事が終わると休憩後、御旅所に向かいます。
ここの御輿は、すべての行程を担ぎます。
御旅所までの巡行では神職さんを乗せる馬も同行します。石切大仏の前を通ります。
御旅所に到着するとで祭事が行われ、神楽も舞われます。
  

祭事が終わるとお昼です。2時間半ほど休憩です。時間になり、巡行が本社に向かいます。
この御旅所から辻子太鼓台、布団太鼓が加わります。小屋から14:00頃に出されます。


巡行が本社に到着します。大幣や高張提灯も到着します。
  

高張提灯が到着すると、先ほどの儀式を1組づつおこないます。宮入の始まりです。
  

続いて、3本の大幣も同じ儀式をします。高張提灯と違って、大幣は7M。
最初は、鳥居の外でパフォーマンスを。大幣を斜めにして、上下に振ります。
これを数人が見せ場として披露。体制が低いほど上手なんです。
最後は、本殿まで突入です。3本の大幣が本殿に向かった後に本殿前の柱に結びつけられます。
  

御輿と辻子太鼓台の宮入です。御輿は境内で差し上げも行います。
辻子太鼓台が宮入すると、紙吹雪や大きなクラッカーで祝砲です。
 

その後、御輿と布団太鼓が境内を練り歩きます。
 

宮入が終わって休憩後、御輿と布団太鼓が、別々のコースで氏子地域を巡行します。
 

と、ここまでで追いかけは終了しました。
氏子地域をまわって戻ってくるまで、まだまだ先ですから。
【御輿の巡行】
石切神社9:30(宮出)→10:30上の宮11:20→12:00御旅所14:00→
14:30(宮入)石切神社16:00(宮出)→16:45(宮入)石切神社

【布団太鼓の巡行】
太鼓小屋14:00→15:00(宮入)石切神社16:00(宮出)→16:20曽根造園→17:00新石切→
17:15絵馬殿18:15→19:00植附→19:30(宮入)石切神社→21:30杭打ち

駅付近から、最後に布団太鼓が巡行していく様子です。


2012年におこなわれた「夏季大祭・大幣神事」の様子です。

〜石切劔箭神社〜
近鉄「新石切駅」下車、徒歩7分。

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