神輿洗神事(住吉大社)

7月、海の日に住吉大社で神輿洗神事が行われます。(大阪府大阪市)
住吉大社は、おはらいの神様と言われています。
大阪の夏祭りの最後を飾るのが住吉祭で、7月30日〜8月1日の3日間あります。
この住吉祭の前、海の日に神輿洗神事があります。
神輿洗神事とは、8月1日に神輿が堺市宿院頓宮に渡御をするのですが、
その前に大阪南港から汲み上げた海水で神輿を清めます。



第一本宮前に神輿が置かれ神事が15:30頃に行われます。
  

神事が終わると、神職さんや巫女さんが列を作り16:00頃に移動。
神輿が第一本宮前で差し上げ、神輿まわしをした後に住吉鳥居から出発です。
 

反橋(太鼓橋)を神輿が渡り、橋の中央で神輿を差し上げます。
  

住吉大社の前の交差点で差し上げや神輿まわしがあります。神輿は、住吉公園の御旅所に向かいます。
神輿の掛け声は、べーら。べーら。そして、大阪締め(打ーちまひょ。もひとつせ。祝うて三度。よ。)
御旅所に到着後、神輿の差し上げです。
  

住吉公園の御旅所で神事が17:00頃に行われます。
祓い清めがおこなわれ祭文や祝詞が読まれると、海水で神輿を清めます最初に正面。右回りで順々に4方向を清めます。
※神輿が担がれる以前は、車に神輿を積み、南港で海上安全祈願祭/神輿洗の儀/奉祝放水の儀などが行われていたそうです。
その後、巫女さんによる神楽「くまの」の舞があります。
  

住吉大社では、祭事があると住吉踊りが奉納されます。
  

住吉公園の御旅所での神事が終わると、公園内の奥まで行き、差し上げを。この住吉公園は以前、住吉大社の境内でした。
公園から再び住吉大社に戻ります。交差点で神輿を差し上げてまわし太鼓橋を渡り、中央で差し上げをして戻っていきます。
  

鳥居から神輿が御本殿に入ると、一旦、門を閉めます。
一般の人は入れなくなりますが、しばらくすると門が開けられます。
最後に第一本宮の前で、神輿の差し上げです。べーら。べーら。
神輿が置かれると、宮司さんが一拝して最後に挨拶があり終了します。
 


2010年におこなわれた「神輿洗神事」の様子です。

〜住吉大社〜
南海「住吉大社駅」下車、徒歩3分/阪堺「住吉鳥居前駅」下車。

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