粽祭(方違神社)

5月31日に方違神社で粽祭が13:00に行われます。(大阪府堺市)
粽祭は、神功皇后が方違の祓をされた故事によるものです。
菰の葉で埴土を包んだ粽を授かれば、どの方角から来る災いを防げると…


この年に授与する粽を神前にお供えし神事が行われます。この日は、祭事が終わると粽がいただけるとあって多くの人が列を。
  

祭事が終わると湯神楽があります。釜を祓い、神火で火を左右の釜につけます。
 

祭事が終わったので粽が無料で授与されるとあって、行列がゆるやかに動きだしました。
行列の先頭では…
粽って言っても中身が入っていないものです。
転居や旅行等の悪方位を祓うものと…持っていれば、厄が祓われるとか。
※中身の入った、ちまき菓子は250円で売られています。
  

湯立神楽の儀式が行われ、湯を取り神前に。笹の葉で釜の中の湯を飛ばして無病息災を祈願し鈴祓いでまわりの人を清めます。
  

続いて、お砂持神事が14:00に行われます。
お砂持神事とは、3〜5歳までの女児、10名が天秤棒を担ぎ砂を運びます。お稚児さんが運ぶ砂は清めの砂とされています。
純真な心と身体は大変尊いものであることから、神様は稚児に姿を借りて降臨されると言われています。
最初に本殿前で祓いを受け、列を組んで斎場に移動します。
  

御砂を少量、女児が担ぐ天秤棒に入れ、10Mほどの場所に運びます。これを3度繰り返し行います。
  

3巡すると本殿前に行列が戻ります。御砂を神前に運ぶと、お砂持神事が終わります。最後は記念撮影です。
  

2011年におこなわれた「粽祭」の様子です。

〜方違神社〜
南海「堺東駅」下車。/JR「堺駅」下車。


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