御頭祭(諏訪神社)

1月5日に諏訪神社で御頭祭が13:00頃に行われます。(大阪府島本町)
御頭祭は尺代の一年間のまつりごとをつかさどる御頭人が交替するもので、
五穀豊穣を祈願する古式ゆかしい弓射神事と綱引きが行われます。
弓射神事は大蛇にみたてた大しめ縄を境内の土塀に渡し、
その前に置かれた的に矢を射て、的を射た矢が多いほど豊作であるというものです。
綱引きは弓射神事の後、大蛇をおろし、
氏子が二手に別れ引き合い、勝った方が豊作であるといわれています。


当日に大蛇や的を公会堂で8:30より作られます。
作り終えると公会堂で直会です。万歳三唱の後、行列が諏訪神社まで向かいます。
整列順は…自治会長・弓持ち・草履もち・弓うち・お神酒・鏡餅・するめほか・果物野菜・大蛇・的


神社で神事が。祓いや祝詞・玉串などです。
諏訪神社は無人の神社なので宮司さんは若山神社さんです。
的の裏には鬼が書かれています。


的が前方に掛けられ、4名の射手と的を祓います。


矢は10本、各自が前方の的に射ます。
1回目が終わると酒が振る舞われ4名の射手・参列者・見学者と…。
2回目、3回目と繰り返します。的には多くの矢が。真ん中に当たると拍手をして讃えます。


3回目が終わると最後に矢を御山に1本だけ射て弓射神事は終わります。


続いて綱引きです。引き合いは2回だけです。
どちらも勝って1勝1敗で終わるようになっています。
これは、たがいがもめなくていいようにと言うことです。
直会が行われている最中に公会堂に行くと一般の方も食事が振る舞われます。


2014年におこなわれた「御頭祭」の様子です。

〜諏訪神社〜
阪急バス「若山台センター」下車。


大阪府の歳時記(トップ)
inserted by FC2 system