飛鳥時代行列(伝板蓋宮跡〜あすか風舞台)

9月秋分の日に近い日曜日に、飛鳥時代行列が11:00より行われます。(奈良県明日香村)
飛鳥時代行列は、彼岸花まつりにおこなわれている恒例の行事の一つです。
飛鳥時代の装束で伝板蓋宮跡〜あすか風舞台までを行列します。


伝板蓋宮跡に、5つの団体が集まって来ました。各自、記念撮影などくつろいでいます。
伝板蓋宮跡で出発式が行われ、韓国の打楽隊が踊り舞ます。
  

出発式が終わると、行列が出発。
行列は、韓国の打楽隊・劇団「時空」・県議員・一般・万葉朗唱・飛鳥蹴鞠・南天踊りと続きます。
  

各所で行列を撮ってみました。
  

あすか風舞台に行列が到着すると舞台前で紹介され、
そして記念撮影が。


この後、舞台では、それぞれにパフォーマンスを披露します。※芝居などは前日に行われる場合があります。
一部です。「あすか盆唄/あすか風の唄」「劇団時空」
  

明日香の舞台では、南無天踊りがあり、これ一つだけで歳時記になるのです。
南無天踊りは、日本書紀に記述されていて、
明日香上流で皇極天皇が雨乞いの為に行われた踊りです。

江戸時代の絵馬やお年寄りから聞き取り、復元され30年が立っているそうです。
稲淵地区のお宮さんで古文書が見つかり、
最初は、この地域で南無天踊りの練習が始められたのですが、
人数が足りず、婦人会の助けを借り行われました。
今や、地域の男性の方も加わり今日のような形になっています。
練習は、月1度おこなわれており、観光の為に、
4〜6月・9〜11月の第4土曜日に行われています。
また、定例講演で飛鳥寺の方でも行われているそうです。

お囃子が独特で、唄の合間に、これらが必ず入ります。
て天つくつ 天つくつ て天つくつ 天つくつ 天し 天し て天なもで 天なもで 天し 天し て天なもで 天なもで
※天し は、唄により一度の時もある。

最初は、雨乞いの儀式を行います。


南無天踊りは、踊り手の他に、お囃子と太鼓が加わります。
南無天踊りは、ストーリー的に行われています。一部分です。
  

2010年におこなわれた「飛鳥時代行列」の様子です。

〜伝板蓋宮跡〜
近鉄「飛鳥駅」下車、バス「岡橋本」下車、5分。

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