ささゆり奉献巡行/三枝(さいくさ)祭(大神神社〜率川神社)

6月16日に、ささゆり奉献巡行が大神神社〜率川神社まで行われます。(奈良県桜井市)
率川神社の三枝祭は、 16日の「ささゆり奉献巡行」と17日の「七媛女稚児行列」が合体した祭事です。
三枝祭の神事は巡行や行列とは別に17日に行われています。三枝祭は、ゆり祭りとも呼ばれています。
御祭神は媛蹈鞴五十鈴姫で、三輪山から流れ出る狭井川のほとりに住まわれていました。
ここには、多くの笹ゆりが咲き誇ってました。
媛神様の心を慰めるために三輪の笹ゆりを酒樽で飾ったとされています。


16日/11:00ささゆり奉献巡行(奈良駅)・15:00宵宮祭
17日/10:30三枝祭・13:30七媛女・ゆり姫・稚児行列18日/10:00後宴祭・17:00奉納演芸大会

大神神社で、ゆり奉献巡行される方々の祓いが行われ、籠に載せられたささゆり(約100本)を率川神社まで運びます。
国家の祭祀として疫病を鎮めるために毎年、この時期に行われています。神前に吹E缶と呼ばれる酒樽と「ささゆり」を飾ります。
ささゆりは、高度成長期に環境の変化や乱獲で今や幻の花と言われています。種から花になるまで5年か6年かかるそうです。
大神神社を「ささゆり奉献巡行」が10:10頃に出発し、JR三輪駅に向かいます。
  

行列は、JR三輪駅から電車に乗り奈良駅まで行きます。奈良駅が11:00頃に到着の電車に乗ります。
   

奈良駅前には、ささゆりが描かれている浴衣姿の踊り手が待機。今年から籠から花車に載せ替えられます。
  

ささゆり奉献巡行は、駅前から市内・アーケードを巡行します。
 

最後に率川神社に到着すると、神前に「ささゆり」を飾り神事があります。
巫女さんの神楽も行われ、ささゆり音頭の方々も出席され、ささゆり音頭の奉納もあります。
  

2010年におこなわれた「ささゆり奉献巡行」の様子です。

〜大神神社〜
JR「三輪駅」下車。

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