華鎮祭(八坂神社)

2月第4日曜日に八坂神社で華鎮祭が14:00頃に行われます。(奈良県田原本町)
華鎮祭は、講で定められた五人組が弓矢で悪霊を撃ち、その年の安泰を祈り豊作を願います。
講とは、阪手北の男子によって構成され、生まれた順に講に記帳されます。
記載された順序に従い、前年に華鎮を務めた次の五人が今年の華鎮を務めます。


手水が終えると神社の正面から入る為、脇道から神主と五人組が列を作り移動。
最初に拝殿で神事が。講の五人組を祓い祭文が読まれます。


続いて祭場で華鎮祭の神事が。


的の前には祭壇が置かれ、弓刑の枝の白梅(弓)女竹(矢・千本矢)
藁人形、牛王の印を押した白紙を川柳の先を割って挟んだもの(牛王さん)が。
祝詞を読み上げます。神主は村屋神社の宮司さんです。
続いて、白梅の弓に女竹の矢をあてがい、西・北・東・南・天・地、そして的に射る所作をします。


祭場での祭事が終えると、講の五人組による弓です。
講の五人組と言っても年々おこなわれているので、今はお子さんが講となっています。
お子さんが矢を放つ事が出来ないので、代役で父親がされています。
最初は各自、5本づつ。二回目は3本。三回目が1本。合計、各自が9本の弓矢をします。
いきなり、的に当たりました…


素人なので、矢がどこに飛ぶか分かりません。弓の行事は決して的方向から撮るのは危険です。


的に当たらず木に刺さる場面も。


本来の主役の5人組も。付き添いで弓矢を。


講の五人組の父親は裃姿で矢を放っています。



祭事が終わると紅白の餅がそれぞれに配られます。※一般の人も。
藁人形・牛王さんは、講員の家に配られます。

2012年におこなわれた「華鎮祭」の様子です。

〜八坂神社〜
近鉄「田原本駅」下車。

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