大津絵踊り(関蝉丸神社)

5月下旬の日曜日に関蝉丸神社で大津絵踊り行われました。

大津絵は、関蝉丸芸能祭(第1回目)の中で行われました。
大津絵踊りは、一般に行われていないので、イベントの時しか見られません。

【大津絵保存会さんのホームページに書かれていた文です】
大津絵の人物を題材にした大津絵節(おおつえぶし)は、
1804年(文化初年)頃に大津市の柴屋町の花街から発生した俗謡といわれ、
その後日本全国に広がっていきました。
《近江八景》
《梅川忠兵衛の新口村》
《忠臣蔵の山崎街道》等の替え唄が無数につくられ、
1868年〜1912年(明治年間)には全国的に流行しました。
現在でも、福島県や佐渡等、日本各地で22種類のものが独自の替え唄となって残っており、
祭礼、祝儀、酒宴等で唄われています。
この大津絵節に振りを付け、大津絵画題の人物の面を使用して踊るものが「大津絵踊り」です。
年代は明らかではありませんが、
1868年(明治以前)以前より大津市の柴屋町の花街に伝承され、芸妓が個別に活動してきました。
大津絵踊りは、
大津の代表的な民画である大津絵の画題を唄い込んだ元唄(大津絵節)に合わせて踊るものです。
画題から作った10種の面を3人の踊り子が、1人1面ずつ顔に付けて交替で踊ります。
2人は3回面を変え、あと1人は4回面を取り替えます。
踊りというよりは舞いに近く、伴奏に三味線と唄を歌う人がつきます。


最初に踊りが。


続いて大津絵踊りです。



関蝉丸芸能祭で能管奏者の野中久美子さんが登場。さがりは・あまたらす・水辺の声・滋賀謡曲を。


洋舞でMIOさんです。この日の為に海外から帰国したとの事です。


第1回 関蝉丸芸能祭では、以下の演目がおこなわれたようです。
宇高通成(能楽 金剛流)   保井箏教室(箏曲)   音楽紙芝居一座八景衆(音楽紙芝居)
ほほえみ流南京玉すだれ会(南京玉簾)   レイク・リード(よし笛)   翔波会(日本舞踊 花柳流)
大津祭月宮殿山 上京町(郷土芸能)   大津あきのた会(競技かるた)/ 衣の会(十二単着装実演)
和太鼓フェニックス(和太鼓)   滋賀県江州音頭協会(郷土芸能)   艸錦会(日本舞踊 若柳流)
関島秀樹(ギター弾き語り)   大和鳳祥会(詩吟 百人一首和歌)   大津絵踊り保存会(郷土芸能)
野中久美子(能管)   MIO(洋舞)   トレフル・クアチュール(洋楽)
旭城会(筑前琵琶橘流日本橘会)   山本雅楽邦(箏曲)   八坂雅楽会(雅楽)

「大津絵踊り」の様子です。

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