安土地域伝統文化のつどい(常浜水辺公園)

9月上旬(7日)に常浜水辺公園で安土地域伝統文化のつどいが行われました。

今年は、中秋の日が近かったので、
観月の夕べと安土地域伝統文化のつどいが一緒にありました。
「かがやけ安土の伝統文化 つなげよう地域の宝」
第一部(17:30)と二部(18:40)、そして盆踊りで花火と豪華に。

最初は出陣太鼓が2演目を。安土の祭事には多く活動されています。


三味線パフォーマンス。


第一部(観月の夕べ)の最後は仕舞です。滋賀県立大学能楽部さんがされます。
演目は五番立より敦盛・胡蝶・山姥です。
五番立と言うからには、他に竹生島・高砂と隅田川が。敦盛は2番。胡蝶は3番。山姥は5番となります。


第一部と第二部の総合司会の女性の方です。


第二部の始まりです。
安土に伝わる伝統行事を広く紹介して次代へ継承しようと開催されています。
※祭事の内容は年度により変わります。

香住 熊野神社「太鼓の渡り・松明」
春の大祭は、毎年4月の第2土曜・日曜日にあり、宵宮では松明3基が奉納します。
2基の太鼓は松明の火粉を浴び、神社境内に。
本宮では無病息災や豊穣を祈り、よいとこそ〜らいとの掛け声で町内をまわります。


牧町 五社神社 和楽社「越殿楽」「豊栄の舞」


はちまん江州音童「近江名所・水郷めぐり・千田川」


沙沙貴神社 和聲会「越天楽」「里神楽」


浄厳院 金勝会「かちどき念仏」
なんまいだ〜ぶつ。なんまいだ〜ぶつ。なんまいだ〜


天正七年五月、浄土宗の僧玉念が安土の城下町で法話をしていると、
聴衆の中にいた法華宗の信者が言いがかりをつけ議論をしたいと申し出ました。
信長はかねてから、勢力を持ち他宗と衝突を繰り返す法華宗を押さえようとし、浄土宗に加担。
判定者の因果居士の助力により、法華宗を打ち破ることができました。
勝ったことを喜んだ浄土宗の聴衆は、その僧侶の袈裟を剥ぎ取り、
鉦・太鼓など音の出るものを手当たり次第にたたいて喜び、威勢よく念仏を唱えました。
毎年、浄厳院で行われる秋の十夜法要の中の念仏は「かちどき念仏」と呼ばれ、
鉦・太鼓を響かせて勤められます。
念仏というのは、本来厳粛なものですが、
この念仏は大変威厳がよく浄厳院独特のもので四百年以上続いています。

第二部が終わると、江州音頭や伊勢音頭の盆踊りです。
この観月の夕べと安土地域伝統文化のつどいに「らんまる君」も参加。盆踊りを踊る、らんまる君です。
最後は花火とナイアガラです。


「安土地域伝統文化のつどい」の様子です。

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