おまつ神事(富留山神社)

11月15日に近い日曜日に、おまつ神事が富留山神社で行われます。(舞鶴市)
おまつ神事とは、稲作の凶年が長く続いた為に、霜月の15日に、
3本の御神火を神前にかかげ稲作を占ったのが始まりです。
五穀豊穣、秋の収穫を占うため今日まで続けられています。
富留山神社の境内に、3本の松明が立てられています。
早生(わせ)中生(なかて)晩生(おくて)の松明です。


氏子役員3名さんと神職さんで社に行き神事が11:30におこなわれます。
松明の祓いが行われ祝詞が読まれ玉串を捧げます。



神火より、3名の氏子役員さんが、早生から順々に松明に点火していきます。


松明の大きさは、晩生が大きく、早生が小さいと言われています。
早生が最初に火が点けられたにもかかわらず晩生が早く燃えています。

占いの判定方法は…
★1本の松明が激しく揺れ動く時は台風が来るとか…
★松明の根本の縄巻きに火がつき完全に燃えず落ちると病虫害に…
★順調な燃え方の時、翌年の作付けは高収穫になるとか…

松明に火がつき、30分ほど氏子役員3名さんと神職さんが立たれます。
その後、神事が行われ、おまつ神事は終わります。


実際に、地元の方に聞くと見方は、それぞれで判断されているそうです。
聞いた方に、どう判断されましたかと尋ねると、今年は中生が良かったと…言われていました。


2009年におこなわれた「おまつ神事」の様子です。

〜富留山神社〜
JR「東舞鶴駅」下車、バス「小倉」下車。

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