亥の子(船岡)

11月亥の日に、亥の子が船岡東地区で行われます。(南丹市)
亥の子は、秋の収穫に感謝する行事です。区内の家が牡丹餅を供えた後、食し豊作と一家の繁栄を祈ります。
11月の第1亥の日に行われるのですが、月に亥の日が3度ある場合は、第2亥の日に行われます。
※亥の子づちの仕上がり具合により、日にちは変更される場合もあります。
09年は、亥の日と関係のない日に変更されました。


小学生〜高校生までが、船岡文化センターに集まります。
最初に、全員で亥の子歌を歌って、亥の子づちを叩く練習が行われました。



亥の子は、年ごとに北側と南側と行く順路が変わります。
全体の練習が終われば18:00ごろにスタートします。

以前は、各自で「亥の子づち」を作っていたそうです。
亥の子づちは、ワラを苞状に束ねたものです。歌いながら地面に叩きつけます。
子ども達のリーダーが、家に行き「
亥の子つかせてや〜」と告げます。
亥の子の歌とは、
亥の子の牡丹餅 祝いましょう
蔵に千石万石 積むように
この家 繁盛するように
亥の子の牡丹餅 祝いましょう
亥の子の牡丹餅 祝いましょう

終わると家々から、ご祝儀や菓子をいただきます。※不幸があった家には行きません。


最後の家をまわると、亥の子づちを全員が空中に放り投げ、亥の子が終了します。
亥の子が終了すると、船岡文化センターで食事会が行われます。


亥の子は、天引や大河内でも行われています。
亥の子の歌は、それぞれ違います。


2009年におこなわれた「亥の子」の様子です。

〜船岡文化センター〜
JR「船岡駅」下車、徒歩3分。

京都府、11月の歳時記
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