亀岡祭(旅籠町/呉服町)

10月25日に亀岡祭が行われます。亀岡祭は、鍬山神社秋季大祭の関連行事です。(亀岡市)
亀岡祭は、鍬山神社の鍬山宮・八幡宮二社の祭です。亀岡最大の秋祭りと言われています。
祭の始まりは、祭神を祀らなくなっていると、水害や飢饉がおこったと言われています。
そこで、里人が神輿渡御を囃したと伝えています。
その後は、町内により各山鉾(11基)が出来ていったとされています。

10月23日:宵々宮     10月24日:宵宮     10月25日:本祭
本祭では城下町巡行が(10:00〜12:00)行われます。
亀岡祭は、ミニ祇園祭と言われ、山や鉾を引っ張る人も自由で、大人から女子や子供まで様々です。


各町内から、山鉾が旅籠町・呉服町に集まって来ています。それぞれの山鉾は、巡行順に所定の番号で待機します。


くじ改めの前には、それぞれの山鉾の代表者が、幟と供に並びます。亀岡祭、巡行の始まりです。
くじ改めをして、1基づつ山鉾が来ます。くじ改めは大人から子供まで色々な工夫で登場します。


=11基の山鉾の簡単な紹介です=
三輪山鉾(本町)
ご神体は、
大和の国の三輪山麓に鎮座する、
大神神社の祭神、大物主大神です。
翁山鉾(三宅町)
能楽で祝に演じられる「式三番」に由来し、
白色尉と黒色尉の面が伝わっています。
ご神体は、白色尉の面です。
羽衣山鉾(西竪町・東竪町)
ご神体は、
謡曲「羽衣」の天女の舞姿と漁夫です。
稲荷山(新町・旅籠町)
ご神体は、
稲穂を天秤棒で背負う稲荷神の倉稲魂です。
難波山鉾(矢田町・上矢田町・京町)
ご神体は、
百済国から渡来した漢の高祖の子孫と伝える王仁です。
蛭子山(塩屋町)
ご神体は、
釣り上げた大きな鯛を抱いた恵比寿像です。
高砂山鉾(柳町)
ご神体は、
謡曲「高砂」の「尉」と「姥」です。
浦島山(呉服町)
ご神体は、
釣竿を手にした浦島太郎です。
武内山鉾(紺屋町)
神功皇后が
宇佐宮で安産された応神天皇を、
武内宿称が抱いた姿をご神体とされています。
八幡山鉾(西町)
丹波の開拓神「鍬山大明神」は、
大国主神と、八幡神の二神をお祀りしています。
八幡山鉾は、八幡宮が御神体です。
鍬山鉾(北町)
ご神体は、
丹波の開拓神、鍬山大明神です。

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山鉾によっては、カラクリなどもあります。羽衣山は上部が回転します。
鍬山鉾は、屋根の部分にカラクリがあり、こちらも上部は回転します。
羽衣山
鍬山鉾

巡行範囲は短いです。
くじ改めなどの場所の最前列は30分〜1時間前に場所を確保されると良いです。


2006年におこなわれた「亀岡祭」の様子です。

〜旅籠町・呉服町〜
JR「亀岡駅」下車、徒歩15分。

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