恋志谷神社秋の大祭(恋志谷神社)

9月2日に恋志谷神社で恋志谷神社秋の大祭が行われます。(南山城村)
恋志谷神社は、鎌倉時代末期に倒幕計画したのが幕府に知られてしまい、後醍醐天皇は、笠置山に身を潜めました。
天皇の妃は伊勢に病気療養中にもかかわらず、笠置山に駆けつけます。
しかし、天皇は追っ手から逃れるために笠置山から他に移動。
妃は、長旅の疲れと持病で、この世を去ります。人々は、妃の哀れを惜しんで、祠を建てました。
妃は、最後まで「天皇が恋しい、恋しい」と言い続けた事から、恋志谷さんと呼ばれるようになったと…

恋志谷神社秋の大祭は、五穀豊穣や秋の実りに感謝する祭事です。地域住民の健康や安全なども祈願します。


この神社に通じる、恋の架け橋「恋路橋」を渡り、神社には恋の御守りがあり遠くから御守りを買い求める人も…

地元の村民が集まる中、神事が行われます。最初は祓い清めます。
続いて、祭壇前で祝詞と玉串が。祭壇前に参列されるのは、氏子さんや各、代表者さんです。
祭壇前での神事が終わると、天満宮社や、他の社もおまいりをします。20分ほどの神事です。
恋志谷神社は秋の大祭の他、4月2日にも春の大祭が行われています。神事の内容は、春秋とも同じです。
祭壇の横では、それぞれが持ち寄った野菜や米などが置かれています。


2009年におこなわれた「恋志谷秋の大祭」の様子です。

〜恋志谷神社〜
JR「大河原駅」下車、徒歩7分。

京都府、9月の歳時記
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