精霊おくり・松明行列(由良川河畔)

8月16日に、由良川河畔で、精霊おくり・松明行列が行われます。(綾部市)
精霊おくりは、亡くなられた方の魂を松明と共に送ります。
仏教会10寺(玄功寺、西福院、浄光寺、正暦寺、心田院、千手院、宝積寺、宝住寺、隆興寺、了園寺)による合同法要が。
毎年、10寺から持ち回りで、その年に当たった寺院が法要を代表で行います。
以前は川に灯籠を流し、諸流の御詠歌の奉納をしていましたが、今は、川に灯籠を流すのは環境に悪いと言う事で、
松明に火をつけ、炎が流れ行く様で灯籠流しの代わりとしています。


松明行列の受付では松明がいっぱい置かれています。河畔には祭壇が。灯籠も置かれています。


祭壇付近にはロウソク立てに献燈を。


祭壇で法要が始められ隣では諸流の御詠歌の奉納があります。


祭壇での法要や御詠歌の途中に「魂送の儀」が始まります。魂送の儀とは松明行列(並松町〜味方町)です。
最初は山伏さんによる大松明に篝火から火を点け先導となり出発。
続いて行列に参加する方々が左右の篝火から松明に火をつけていきます。


松明行列が綾部大橋を渡って対岸の味方の堤防に。松明行列が…
対岸の味方には、火床が設けられ松明はここに入れていきます。


各自、松明を入れ終えると「昇華の儀」般若心経の読経が行われます。


続いて、山伏さんやお寺さんが護摩木を火床に。すべて入れ終わると再度、般若心経が唱えられます。


2013年におこなわれた「精霊おくり・松明行列」の様子です。

〜由良川河畔(並松町)〜
JR「綾部駅」下車、徒歩25分。

京都府、8月の歳時記
inserted by FC2 system