小橋の精霊船(竜宮浜)

8月15日、小橋の竜宮浜で精霊船を流します。(舞鶴市)

精霊船とは、お盆の行事で、
初盆の魂をお盆にお供えした供物と共に精霊船に乗せ、海に流すというものです。
この盆行事は全国各地で行われており、特に浜辺や漁村など離島などで多く行われています。


海水浴場になっています。砂浜に精霊船が置かれていました。


最初に海橋寺で法要が始められます。砂浜から海橋寺まで1分程度です。
法要は3回あり、1度目は、施餓鬼供養です。2度目は、初盆の家族。今年は4家族でした。
3度目は、地域の方や無縁仏など。
住職さんが棚に向かい念仏や読経を。途中、祭壇に向かい御供を供えます。
水と米と供物(ソウメン・ナス・ウリ等)1回づつ新しい御供に変えます。


3度の法要が終わると、各自、先祖の墓へお参りします。


精霊船が流される前に小橋地区全体にスピーカで精霊船が流されますと伝えられます。
砂浜のテントには線香をたむける人の為に子どもが火付け役となっています。


精霊船は竹で作られ、中に御供物を入れます。帆も2つあります。
船のまわりには線香立てが。各自、焼香を。


精霊船は自力では流せないので、船で沖まで曳航します。


砂浜から子ども達がロケット花火を。精霊船を見送る家族達。


精霊船は沖に出され、最後は石などで沈められるようです。


2015年におこなわれた「小橋の精霊船り」の様子です。

〜竜宮浜〜
JR「東舞鶴駅」下車、京都交通バス「小橋」下車。


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