大幣神事(縣神社)
6月8日に縣神社で、大幣神事が行われます。(宇治市)
大幣神事は、病魔退散と五穀豊穣を祈願して祭事が行われます。行列が神社〜御旅所に。
御旅所付近では馬の神事がおこなわれ、神社に戻ると御幣をひきずって宇治橋たもとまで行きます。
本殿前で行列に参加される方々の記念撮影があります。その後に、大幣殿前で神事が行われます。
大幣殿内には、6Mほどの傘御幣が置かれ、お供え物も。祓いや祝詞があります。
神事が終わると花傘や大幣が出されます。
行列は、榊(猿田彦)・風流傘・裃姿・杓鉾・傘御幣(大弊)・馬神人と続きます。杓鉾は、雨を呼ぶ鉾らしいです。
宇治橋付近に行列が到着した後に榊の前で祭典があります。
祭典が終わると宇治御旅所に行列が移動。途中、休憩地点があります。
宇治御旅所の前につくと馬の神事が行われます。
御旅所前から一の坂下で馬を4往復、走らせての神事です。
馬の神事が終えると、行列は大幣殿に戻っていきます。
大幣が戻ると、今まで地面に接していなかった傘や松の部分を地面に落とします。
行列の間に、大幣を依り代として災いを移していたのです。神社に戻ると依り代の役目は終わるのです。
ここから大幣神事のメインとでも言いましょうか、大弊を引きずって宇治橋まで走ります。
宇治橋付近に大弊が到着。
その後を馬神人が来て、馬神人が大弊に厄を封じ込めます。
大弊は最後に宇治川へ捨て、厄を流し清めます。
2012年におこなわれた「大幣神事」の様子です。
〜縣神社〜
JR「宇治駅」下車。/京阪「宇治駅」下車。
京都府、6月の歳時記