三河内曳山祭(倭文神社)

5月4日に倭文神社で三河内曳山祭が行われます。(与謝野町)
三河内曳山祭は丹後の祇園祭りとも言われ、
京都府無形民俗文化財に指定されています。
三河内曳山祭は、八朔祭として8月に行われていましたが、
明治15年より4月24日・25日と変わり、
平成3年より5月3日・4日に執りおこなわれるようになりました。
三河内曳山祭は五穀豊穣を祈願して行われています。
三河内曳山祭は、一般的には3日・4日の両日なんですが…
本当は、2日〜5日まであるんです。

3日は御旅所で神事があり神楽の奉納が行われます。
夜に打出所に山車が集まり町内を巡行します。
子供・青年屋台が12台御旅所に集まり19:00にスタート。
上地の御旅所→大道→倭文神社→
梅林寺→下地→梅谷→大道→三河内小
最後に参加者全員で万歳三唱して22:00頃に打ち別れになります。
4日の三河内曳山祭は(梅宮/下地/上地/大道/奥地/中坪)から
山車や屋台が参加します。
梅宮…大幟
下地→神楽・子供太鼓
4町→山屋台・芸屋台・子供太鼓台


打出所で神事が14:00に行われ、
道中の安全を祈願して神楽が奉納されます。
神楽が行われる道の真ん中には塩が置かれています。
神楽が始まる前に場を清める為に撒きます。
神職さんが席に着かれると神楽が始まります。


神楽は4つ「剣の舞/弊の舞/四方掛/乱の舞」です。
四方を清める為の神楽が行われ、続いて剣の舞(鞘と剣)です。


弊の舞/四方掛/乱の舞です。


金幣、御弊を持った役員が集まり整列をして儀式が始まります。
巡行前に祭文を読みあげ、倭文神社までの巡行がスタートします。


行列は最初に金幣・御弊を持った役員で、
次に大幟が進んで行きます。その後にも幟が続きます。


神楽殿(神楽の奉納をします)が続きます。
後ろには囃子方がつきます。


そして神職さんの列。巡行が止まると座られて待機します。


倭文山と春日山


八幡山と浦嶋山


子供屋台が6台続きます。見分け方として、屋根の色が違います。



巡行の途中、
中坪町内筋交い橋から神招ぎ(かみおぎ)の儀があります。
最初に橋の上から清めの塩と御神酒を撒きます。
左右に金幣・御幣を持った裃姿の人が並び、
東にある須代神社の女性の神様を、
大声「おーい、おーい」でお呼びします。


巡行は倭文神社に到着しました。屋台は神社前で待機。


三河内曳山祭の神事が本殿で16:30頃に行われます。


神事の途中ですが、本殿前で神楽が行われます。
神楽の奉納は打出所の時と同じ舞です。
最初は清めの舞があり、剣の舞/弊の舞/四方掛/乱の舞


神楽が終わり神事も終われば
鳥居前に移動します。
宮司さんや総代さんが祭事が
無事に終わった事への挨拶をします。
最後に全員で万歳三唱で締めくくり、
18:00に打ち別れとなります。


その後、屋台は楽台となり
提灯を付け夜の町内を練り歩き中坪町で終了します。

2010年におこなわれた「三河内曳山祭」の様子です。

〜倭文神社〜
KTR「野田川駅」下車、丹海バス「三河内小学校下」下車、徒歩10分。

京都府、5月の歳時記
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