乱杖会(春光寺)

1月6日、春光寺で乱杖会(らんじょうえ)が13:30に行われました。(南山城村)
五穀豊穣、虫封じを祈願した行事です。
春光寺と国津神社さんが合同でおこなわれます。



春光寺は、真言宗智山派(智積院)に属しています。
堂内には寺社の総代さんが参加されます。
木版の上には篠竹が置かれています。
鐘が鳴らされると始まります。住職、副住職、神職さん、、、般若心経。



途中、住職さんが、ランジョウと唱えると太鼓が叩かれ、
総代や子供たちが、いっせいに竹の棒を板に叩きつけます。



室内ではハゼの木を持って御本尊のまわりを副住職さんがまわります。
この所作と言うか「行道」と最初に住職さんが言われてた。



再びランジョウと行道。三度くりかえします。
続いて、国津神社さんが
四方、天地と判を押す所作をし、場を清めます。



祭壇前には虫封じの「ゴオウサン」があります。これは虫封じのお守りです。
5又のハゼの木。ハゼは虫が嫌うと言われています。
5又に分かれた枝はそれぞれに「天、東西南北」を示し下の木は「地」です。
他に1本のハゼの木が。家々に配られます。
これにお札が挟まれ牛玉宝命、真ん中に春光寺が。
それぞれの文字には神主さんが判を押す所作の印である。



祈祷が終わると虫よけとして小屋や苗代、
畑などの前に立てるそうです。
祭事が終わると御供養を配られ、いただいた。

2023年におこなわれた「乱杖会」の様子です。

~春光寺~
JR「大河原」下車、徒歩15分。

京都府、1月の歳時記

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