初寅、山の神(一の口と三の口)

1月8日に初寅、山の神が一の口で8:00に行われます。(城陽市)
山の神に感謝、恵に感謝、山の食材に感謝などが一般的です。
他には集落の入口と出口の境界線に祭壇を設け祈願を。
こちらは勧請縄などを境界に張り悪疫を予防する。

山の神は、一の口と三の口で行われます。おこなわれるのが「龍福寺」さん。
里に豊作をもたらす田の神、山の神として祀ります。
昔、山が荒れると大雨を降らし土砂を流して里を襲うため、
村人は山の神が怒っていると思い、
山の神を鎮めるために、一の口、二の口、三の口に祭壇を置き祈りを捧げました。
※現在、二の口はなくなっているようだ。



一の口と龍福寺と三の口


時間前に住民が一の口に来られお供え物を。
龍福寺から住職が来られ、祈願を。
祈願が終われば、住民の方々は焼香を。
次は三の口に向かいます。ここから太鼓が叩かれながら移動します。
三の口は青谷梅林の近くです。三の口でも祈願を。終われば焼香を。



山の神の祭事が終わり、里に戻られる人々。


一の口、三の口とも祈願と焼香で15分ほど。
移動時間も入れて山の神の祭事は1時間程度です。
一の口の場所、近鉄「寺田駅」前にある観光協会で教えていただきました。

2023年におこなわれた「初寅、山の神」の様子です。

~一の口~
JR「山城青谷」下車、徒歩20分。

京都府、1月の歳時記

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