福給会(穴太寺)

1月3日に穴太寺で福給会が行われます。(亀岡市)
福給会とは、札を取ることによって福を授かると言う祭事です。
福札が3000枚、撒かれ、その中に赤札が3枚入っており、赤札を取ると、
この年の幸福を呼び、災いや厄から逃れると言われています。
また、長者になるとも言われています。


福給会の法要が本堂で13:00に行われます。本堂内で護摩木が焚かれます。
※本堂内は撮影が禁止になっています。
本堂での法要は、檀家さん達が見守る中おこなわれます。
この法要の頃は、境内も人が少ないです。
瓶入り甘酒が大釜に入れられ、暖められ、来られた人に配られます。
法要が終わり、札を撒く場所にハシゴが掛けられ準備が整う頃には、
境内も人がいっぱい。
最初に挨拶が行われ、その後に、
福札を持った方が上にあがられ、続いて住職さんも・・・。



本堂の前の櫓上から3000枚の福札を団扇であおいで撒き散らします。
この福札3000枚がメインの行事なんです。
福札は、3000枚あり、赤札が3枚。他に、番号が書かれた福札が32枚。
あとは、番号が書かれていない福札です。
この季節、風が左から右に吹くことが多く、
右側には多くの人が。たくさんの福札が落ちて来ました。
あ、赤札です。他の札に隠れるように落下。
福札を取ろうと、多くの人が上を見上げています。
赤札・番号札、35枚は誰が授かったのでしょうね。



ちなみに赤札とは、こんなのです。
赤札・番号札を取られた人は本堂前に置いてある賞品をいただけます。
前に置かれた、ザルに入れられた鏡餅や酒など、
他が赤札の賞品です。他は、番号の賞品です。
※番号札は、年によって数は違います。
ほとんどは、右画像のような番号が書かれていない札です。
この札を、タンスや財布に入れておくと福が授かると言われ、
お札を持って帰られます。



2009年におこなわれた「福給会」の様子です。

〜穴太寺〜
バス「穴太寺」下車、徒歩3分。


京都府、1月の歳時記
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