ヤホー神事(若宮神社)

10月第1日曜日に若宮神社秋祭りが10:00より行われます。(兵庫県三木市)
秋祭りでは神輿巡行や無形民俗文化財に指定されているヤホー神事があります。
ヤホー神事は、神様が氏子に日頃の感謝を伝える神事です。
若宮神社の氏子は宮座と呼ばれる4つの組があります。
大沢座・中村座・上中村座・畑座があり毎年、祭事に関わる宮座は変わります。
獅子頭・棒振り・篠笹持ち・金棒引き・行燈持ち・小鼓打ち・締太鼓打ちが御神歌を歌い練ります。


最初は秋祭りの神事です。神主と宮座の方々の宴です。拝殿で祭文が。


宴の手順です。


続いて神輿に御霊を入れる神事があり、全員の記念撮影が。


休憩を挟み、神輿が御旅所に向かいます。天狗とおかめが付きます。
神輿は、4本の長棒の上に乗せられ正方形みたいな形式です。
神輿の前後には音頭取りが4名×2組いて伊勢音頭を唄います。


神輿はゆっくりした足取りで移動します。3歩、横に前進。後ろに3歩もどります。担ぎ手さんの位置が変わっています。
正方形の一辺づつ向きが違います。時計回りで向きが…時々、差し上げを。


御旅所につくと祭事です。


休憩後、神輿は神社に戻っていき、境内で横から神輿と共に担ぎながら走り数回転し、伊勢音頭で周囲を練ります。


続いて馬です。神社前の参道。
現在は分断され歩道になっていますが、ここで馬を走らせます。
3度神社の石柱まで走らせ戻ってきます。


それと同じくして「ヤホー神事」が始まり練り込みます。
棒振りは面をして40キロの鉄棒に見立てた棒を天をつくように振り回します。


最後に、棒振りと馬に乗った子供と蚊帳に入った「やま」が問答をして神を称えます。
ちなみに、ヤホーと言うのは祝いの言葉らしいです。

2016年におこなわれた「秋祭り・ヤホー神事」の様子です。

〜若宮神社〜
JR「三田駅・三ノ宮駅」下車、神姫バス「吉川庁舎前」徒歩10分。

兵庫県の歳時記(トップ)
inserted by FC2 system